フィンランドの首都ヘルシンキのおすすめ観光地

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フィンランドの首都のヘルシンキの魅力的な観光名所をご紹介します。ヘルシンキは荘厳な創りの大聖堂や、フェリーで15分程の場所には世界遺産である、「スオメンリンナの要塞群」もあります。歴史ある建築と北欧デザインが融合した街並みは、散策するだけでも魅力たっぷり。初めての旅行にもおすすめです。

目次

丘にそびえ立つ、ウスペンスキー大聖堂

ウスペンスキー大聖堂
ウスペンスキー大聖堂[photo by 写真AC]

ヘルシンキ大聖堂から近くの沿岸の丘の上にそびえ建つ北欧最大のロシア正教の教会が、ウスペンスキー大聖堂です。黄金の玉ねぎ屋根が乗ったレンガ造りの大聖堂で、イイスス・ハリストスの母である生神女・マリヤの永眠を祀るため、生神女就寝大聖堂と呼ばれています。ヘルシンキ中央駅からは徒歩で15分程の距離にあります。内部は、装飾的できらびやかな空間が広がり、圧巻です。偶像崇拝を禁止した諸派とは異なり、豪華絢爛な装飾が目立ちます。ビザンチン様式の祭壇は、金を多用した豪華な造りで、重厚感であふれています。内部は写真撮影も可能で、訪れる多くの観光客がその美しさをカメラに収めています。クリスマスや復活祭など正教の行事が行われるときは、特に厳かな雰囲気が漂います。外観の美しさと内部の荘厳さ、両方を楽しめる貴重なスポットです。

【ウスペンスキー大聖堂】※2025年10月更新

住所:Kanavakatu 1 (Pormestarinrinne 1), 00160 Helsinki

アクセス:トラム4・6T・7T「Tove Janssonin puisto」駅から徒歩約3〜4分

営業時間:9時30分~16時(火~金)、10時~15時(土)、13時~16時(日)※月曜休み

WEBサイト:https://hos.fi/en/uspenski-cathedral-main-cathedral-of-the-orthodox-parish-of-helsinki-and-the-diocese-of-helsinki/

白と緑のコントラストが美しいヘルシンキ大聖堂

ヘルシンキ大聖堂
ヘルシンキ大聖堂[photo by 写真AC]

ヘルシンキ観光で必ず目にするといってもいいほどの観光名所が「ヘルシンキ大聖堂」です。市中心部の元老院広場に堂々と建ち、白亜の外壁と緑色のドームが青空に映える姿は、フィンランドを代表する景観のひとつ。19世紀半ば、ロシア皇帝ニコライ1世を称えて建てられたルーテル派の教会で、現在も礼拝の場として市民に親しまれています。大聖堂の正面階段は観光客や地元の人々が集まるスポットで、広場を見下ろす眺めは格別。内部はシンプルで落ち着いた雰囲気が漂い、装飾を抑えた北欧らしい美しさが感じられます。日中はもちろん、夕暮れやライトアップ時にも異なる表情を見せ、訪れる時間帯ごとに印象が変わるのも魅力的。

【ヘルシンキ大聖堂】※2025年10月更新

住所:Unioninkatu 29, 00170 Helsinki

アクセス:トラム2、4、5、7番はヘルシンキ大聖堂の隣にある元老院広場に停車。地下鉄駅ヘルシンキ大学駅から徒歩500m

営業時間:<9月~5月>9時~18時(月~土)日 11時~18時。冬季は地下聖堂は閉鎖。<6月~8月>9時~17時(月~木)、9時~14時(金)、無料入場は18時~21時(月~金)、地下聖堂は10時~17時(月~土)、11時~17時(日)

WEBサイト:https://helsingintuomiokirkko.fi/en/index.html

世界遺産、スオメリンナの要塞群

スオメリンナの要塞
スオメリンナの要塞群[photo by 写真AC]

フィンランドの首都ヘルシンキからフェリーで約15分程の所にあるスオメリンナの要塞群は、1991年に世界文化遺産として登録されています。海上要塞の建設が始まったのは、フィンランドがスウェーデン王国の統治下にあった1748年で、アウグスティン・エーレンスヴァルドの指揮によってすすめられました。スオメリンナの要塞群は、フィンランド湾に浮かぶ6つの島に築かれた要塞群で、約6kmの防壁と200ほどの建造物が残されています。軍事施設としてだけでなく、歴史的な街並みや住宅も残されており、現在も人々が生活しています。要塞跡は自由に歩いて回ることができ、カフェや博物館も併設されているため、観光客にとっては散策と歴史探索の両方が楽しめるスポットです。夏にはピクニックやクルーズと組み合わせた観光も人気で、地元の人たちの憩いの場としても愛されています。

【スオメリンナの要塞群】※2025年10月更新

住所:Suomenlinna, 00190 Helsinki

アクセス:マーケット広場(Kauppatori)から フェリーで約15分。

営業時間:要塞エリア自体は年中無休で24時間無料開放、ビジターセンターや博物館はWEBサイトで確認してください

WEBサイト:https://suomenlinna.fi/

モニュメントが印象的なシベリウス公園

シベリウス公園
シベリウス公園[photo by 写真AC]

ヘルシンキ・トーロ地区の海沿いに広がる公園が、シベリウス公園です。シベリウス公園は1940年に建設されていましたが、フィンランドの国民的音楽家ジャン・シベリウスの80歳の誕生日に合わせて1945年にシベリウス公園と改名されました。600本以上のステンレスパイプを組み合わせて作られた印象的なモニュメントの他、シベリウスの肖像も設置されています。このモニュメントは、風が吹くと管の間を通り抜ける音が美しく響くことから、まるで音楽そのものを体感できる作品として知られています。公園内は緑が多く、地元の人たちが散歩やピクニックを楽しむ憩いの場としても親しまれています。海沿いのベンチに座ってのんびりと過ごすのもおすすめです。観光客にも人気のフォトスポットで、ヘルシンキ観光の定番のひとつです。

【シベリウス公園】※2025年10月更新

住所:Mechelininkatu 39, 00260 Helsinki

アクセス:バス24番「シベリウクセン プイスト(Sibeliuksen puisto)」下車、徒歩約1分

通称の通りの岩の教会テンペリアウキオ教会

岩の教会
テンペリアウキオ教会[photo by 写真AC]

フィンランド・ヘルシンキの中心部に位置する「テンペリアウキオ教会(通称ロックチャーチ)」は、巨大な岩をくり抜いて造られたユニークな教会です。完成したのは1969年で、自然の岩壁をそのまま内部に取り込み、外観は一見すると岩山のように見えるのが特徴です。内部は円形ドームとガラスから差し込む自然光が、荘厳で幻想的な空気を生み出しています。音響効果も優れているので、クラシックや現代音楽のコンサート会場としても人気があるようです。テンペリアウキオ教会は外観を見に行くだけでも興味を惹きつけられる教会です。

【テンペリアウキオ教会】※2025年10月更新

住所:Lutherinkatu 3, 00100 Helsinki

アクセス:ショッピングセンター「カンピ」から徒歩約10分です。

営業時間:9時~16時(月~金)9時~11時45分・12時45分~14時45分(土)12時~13時15分・14時15分~17時(日)※変わる場合があるのでWEBサイトで確認してください。

WEBサイト:www.temppeliaukionkirkko.fi/en/index.html

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