年に一度の大盛り上がりなラオスの象祭り
象祭り?と聞いてピンとくる人は多くないでしょう。ラオスのサイニャブリーという場所で行われる大きな行事の一つ。昔、ラオスはランサーン王国(百万頭の象の王国)と呼ばれていました。2024年は53頭の象が集合しました。普段見ることができない象の姿を近くで見ることができます。サイニャブリーに行くなら年に1度開催される、2月に是非行ってみて下さい。
象祭りの開催地とその地域
年に1度の大盛り上がりな象祭りの開催場所はラオスの北西部にあるサイニャブリーという県です。普段は特に大きな行事もなく観光客もほとんどいない場所だが、年に1度だけ観光客(現地の人たち)がたくさん集まります。ホテル等も1か月前には予約が取れなくなるので注意が必要です。10件以上電話しても空いていないという状況も珍しくありません。実際にサイニャブリーに行ってみたところ、象祭り以外の観光場所やレストラン、カフェ等も少ない印象でした。もしサイニャブリーに行きたい場合には2月の中旬にある象祭りに合わせて行くのがおすすめです。
象祭り開催地へのアクセス方法
サイニャブリーへのアクセスは悪いです。首都ビエンチャンからはバスで行くか、電車でルアンパバーンまで行き、バスで行くかです。首都ビエンチャンからバスで行くと5~7時間という情報もあったのですが、昔と開催地が変わったので8~10時間かかるでしょう。最初はバスで行く予定だったのですが、ラオスの道は首都でもガタガタなので、長時間移動は厳しいだろうということで電車でルアンパバーンまで行きました。ルアンパバーンからの行き方は2つで一般のバスで行くかバンでいくかです。少し割高ですが10人以上いた場合はバンで往復したほうが快適だと思います。バスとバンと両方乗った友人はバンの方が揺れが少ないと話していました。バンでもかなりガタガタ揺れたのでバスだと酔ってしまう人も多いかもしれません。(実際に車酔いした人も何人かいたそうです。)
象祭りの様子
象祭りは約1週間かけて行われているのですが、メインのセレモニーは土日(日曜日はやっていなかった!?)でした。6時から始まるので席を早めに取りに来た方が良いというので、はりきって5時半に到着。人が多く、席も良い席は空いていませんでした。何とか席が取れて待っていたのですが、一向に始まらない。結局、スタートしたのは7時過ぎ。象が出てきたのは8時過ぎでした。(時間にゆるいところがラオスの特徴です。)7時からはオープニングセレモニーということで、行進や踊りが始まりました。各団体によって衣装や踊りが違うので見ごたえがありました。(少し長すぎましたが、、、)1500人以上の規模のダンスなどは迫力がありました。日本で練習するとなると難しいだろうなぁと思いました。8時からはやっと象が行進して登場しました。大きくてたくましい象から、小さくて可愛い象までいました。象が踊ったり、サッカーをしたり、絵を描いたり、バスケをしたり、ダーツをしたりなど、色々なことに挑戦する象を見ることができました。席からは少し遠かったのですが、初めて象のパフォーマンスを見ることができて満足でした。
象とのふれあい
セレモニーを行う場所の向かいの広場にたくさんの象がいて触れ合うことができます。芸達者な象がたくさんいて、ハーモニカを吹いてくれたり、立ち上がったり、座ったり、踊ったりと普段見ることができない象をたくさん見ることができました。そこでは象に乗る体験もできます。眼鏡をかけた象もいて可愛かったです。バナナやサトウキビを渡すと上手に剥いて食べていました。お金を渡すと、体を使って「ありがとう」とやってくれます。セレモニーで見ていた芸達者な象も近くで見ることができました。
象の街歩き
最終日には象が街を歩くツアーを行っていました。帰る途中たまたま帰ってくる象を見ることができました。普段は見れないような近さで象を見ることができて、とても迫力がありました。象に乗って家に帰ってみたいですね。みなさんも是非、年に1度の象祭りに行ってみて下さい。