トロントの空を支配するシンボル：CNタワーの魅力とは
トロントの街を訪れた際、必ず目にするのがCNタワーです。高さ553メートルという圧倒的な高さを誇り、トロントのスカイラインの中でひときわ目立つ存在。このタワーは、トロントだけでなく、カナダ全体を代表するシンボル的な建物です。観光客にも地元の人々にも愛され続け、街のランドマークとして欠かせない存在となっています。今回は、そのCNタワーが持つ魅力を4つのポイントに分けてご紹介します。
世界一高い自立式の建造物
CNタワーは、1976年に完成して以来、その高さと建設技術で多くの人々を驚かせてきました。完成当初は、世界で最も高い自立式の建物としても名を馳せており、その地位は長らく守られていました。現在でも、高さ553メートルというスケールは圧巻で、トロント市内のどこからでもその姿を見ることができます。タワーの最上部には展望台があり、そこからは360度のパノラマビューが楽しめます。特に晴れた日には、遠くのナイアガラの滝やアメリカとの国境まで見渡せることもあります。この景色だけでも訪れる価値が十分にあると言えるでしょう。
「ガラス床」と「スカイポッド」でスリル満点の体験
CNタワーには、訪れる人々を驚かせる体験型のアトラクションも充実しています。中でも「ガラス床」は、大胆な人々にとって一度は試してみたくなるスポットです。タワーの高さ346メートルの地点に設置されたガラス床に立つと、下に広がるトロントの街並みや湖が目の前に広がります。地面が見える感覚は、まさに空を飛んでいるような不思議な気持ちになります。また、タワーの最上部には「スカイポッド」というさらに高い展望エリアもあり、ここからの眺めはまさに絶景です。スカイポッドは、地上447メートルの高さにあり、タワー全体がまるで小さな街のように見えます。この高さから見る街並みの美しさは、言葉では言い表せないほどです。
夜景が息を呑む美しさ
CNタワーの魅力は、昼間だけではありません。夜になると、その美しい照明がタワーを幻想的な存在に変えます。ライトアップされたタワーは、遠くから見るとまるで星のように輝いており、トロントの夜空にその存在感を示します。特に夜景を楽しむために訪れる観光客も多いです。
展望台から見る夜景もまた、昼間とは異なる顔を見せます。夜空に輝く街の灯り、遠くに広がる湖の反射、そして夜風に吹かれながら見るトロントの夜景は、非常にロマンチックで素晴らしい体験です。カップルでのデートスポットとしても人気があり、特に夕暮れ時から夜にかけての時間帯は最も人気があります。
観光と食事が楽しめる施設
CNタワーには、観光だけでなく、食事を楽しむためのレストランもあります。最上階の「360レストラン」は、その名の通り360度回転するレストランで、食事をしながらトロント市内の絶景を楽しめます。特にディナータイムには、夕焼けをバックに美味しい料理を堪能できるため、訪れる価値があります。また、タワー内にはカフェやショップもあり、軽食を取る場所やお土産を購入する場所も充実しています。観光の合間にリラックスできる空間も提供しているため、家族連れや友達同士での訪問にも最適です。
CNタワーの料金とアクセス方法
最後に料金とアクセス方法を紹介します。CNタワーの展望台への入場料金は、大人38ドル（2024年現在）です。チケットはオンラインでも購入可能です。週末のサンセットは混雑するためチケットが完売することもあるので、オンラインでの早めの購入をオススメします。アクセス方法は、トロントの「Union駅」から徒歩約10分で、地下鉄やバスを利用することもできます。駅の至る所にCNタワーへ標示があるので確認してください。ピアソン空港とユニオン駅を繋ぐUPエクスプレスの前を通る道は室内から行けるので冬にはオススメです。
