アブダビ観光の決定版！宮殿・モスクなど必見スポット5選

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に位置するアルアイン動物園（Al Ain Zoo）は、中東最大級の動物園として知られています。1971年に開園し、約4000頭以上の動物が飼育されています。特に力を入れているのが、絶滅危惧種の保護と繁殖プログラムで、アラビアオリックスやホワイトライオン、チーターなど貴重な動物を間近で見ることができます。広大な園内には、サファリエリアや夜行性動物エリア、子供向けのふれあい動物コーナーもあり、家族連れにも人気です。特に「アフリカンサファリ」では、ジープに乗って動物たちの自然な姿を観察することができます。また、アルアイン動物園は教育プログラムにも力を入れており、環境保護や動物保護について学べるイベントも随時開催しています。アルアイン市内から車で約15分とアクセスも良く、アブダビ市内からの日帰り旅行にもおすすめのスポットです。砂漠の自然と動物たちの共存を体験できる、貴重な場所として多くの観光客に親しまれています。

シェイク・ザイード・グランド・モスク（Sheikh Zayed Grand Mosque）は、アブダビを代表する観光名所の一つです。2007年に完成し、最大で約4万人が同時に礼拝できる規模を誇る世界最大級のモスクです。白亜の大理石で覆われた建物は、美しいアラブ建築の象徴として多くの観光客を魅了しています。モスク内には、こちらもまた世界最大級のペルシャ絨毯や、スワロフスキー製の巨大なシャンデリアが飾られており、細部まで豪華なデザインが施されています。また、82のドームや1000本以上の柱、24金で装飾されたディテールが訪れる人を圧倒します。観光客は無料で見学でき、ガイドツアーも開催されています。特に夕方から夜にかけてのライトアップは幻想的で、撮影スポットとしても人気です。宗教施設であるため、訪問時は服装に注意し、肌の露出を控える必要があります。アブダビを訪れた際には、ぜひ立ち寄りたい荘厳なモスクです。

エミレーツ・パレス（Emirates Palace）は、アブダビを代表する超高級ホテルです。まるで宮殿のような外観から「パレスホテル」とも呼ばれ、世界中のVIPや観光客に利用されています。2005年に開業し、2020年からは「マンダリン・オリエンタル・エミレーツ・パレス」として運営されています。建物はピンク色のグラナイトと金色の装飾が特徴で、内装には金箔や大理石、真珠がふんだんに使われています。敷地面積は約100ヘクタールと広大で、館内には394の客室とスイート、プライベートビーチやプール、贅沢なレストランが揃っています。宿泊しなくても館内ツアーやアフタヌーンティーが楽しめるため、観光スポットとしても人気です。特に「金箔入りカプチーノ」は名物メニューとして有名です。アブダビの豪華さを体感できる場所として、多くの旅行者が訪れています。

ルーヴル・アブダビ（Louvre Abu Dhabi）は、アラブ首長国連邦アブダビのサディヤット島にある国際美術館です。フランスのルーヴル美術館との提携によって2017年に開館し、「世界初のユニバーサル美術館」として注目されています。特徴的なのは、直径180メートルの巨大なドーム屋根。幾何学模様が重なり合う構造で、太陽光が差し込むと「光の雨」と呼ばれる幻想的な景色を作り出します。設計は有名建築家ジャン・ヌーヴェルによるものです。館内では、古代から現代までの美術品が時代や地域を超えて展示されています。絵画や彫刻、古代遺物、宗教的工芸品まで、世界中の文化が一堂に会する展示内容は圧巻です。美術館としてだけでなく、アートと建築、海と光が織りなす独特の空間を楽しめる観光スポットとして、国内外から多くの人が訪れています。

カスル・アル・ワタン（Qasr Al Watan）は、アブダビにある壮麗な大統領宮殿です。2019年から一般公開され、アラブ首長国連邦の政治と文化を学べる特別な観光スポットとして人気を集めています。白亜の外観と金色のドームが美しい建物は、伝統的なイスラム建築と現代技術が融合したデザインで、内部はまるで美術館のような豪華さ。特に「グレートホール」と呼ばれる中央ホールは、高さ60メートルの天井と精緻な装飾が圧巻です。宮殿内には、歴代の贈答品や手稿、アラブ文化に関する資料が展示されており、UAEの歴史と外交の重みを感じられます。また、夜になるとライトアップされた宮殿と光と音のショー「パレス・イン・モーション」も見どころです。政治の場所ですが、観光客にも開かれたカスル・アル・ワタンは、アブダビを訪れたら一度は足を運びたい場所です。