チリ共和国

多様な魅力を持つ火と氷の国

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旅のお勧めSPOT

イースター島

チリのイースター島のモアイ像

イースター島は、チリの首都サンティアゴかタヒチから飛行機で約5時間程の場所にある火山島で、現地語名はラパ・ヌイといいます。約900体の巨大な石像モアイが有名で、1995年にラパ・ヌイ国立公園の名称で世界文化遺産にも登録されました。モアイは、7~17世紀にかけて島の先住民ポリネシア人が作ったと考えられていますが、その目的や製作方法は未だに謎に包まれています。島の歴史も波乱に富んでおり、環境破壊や部族抗争、ヨーロッパ人や奴隷商人の侵略などによって文明は衰退しました。現在は約4000人の人々が暮らしており、観光や漁業が主な産業です。イースター島は絶海の孤島と呼ばれるほど周囲に島がなく、最も近い有人島まで2000kmも離れています。そのため、イースター島は、謎と魅力に満ちた南太平洋の楽園です。宮城県の南三陸町の「うみべの広場」にはイースター島から贈呈された本物のモアイ像が展示されています。

メトロポリタン大聖堂

チリのメトロポリタン大聖堂

メトロポリタン大聖堂は、チリの首都サンティアゴの中心部にあるカトリック教会の総本山です。中心地であるアルマス広場に面しており、市のランドマークの一つとなっています。メトロポリタン大聖堂は、1541年にサンティアゴが建設された後、何度も建て替えられた歴史があります。現在の建物は、1748年から1800年にかけて建設されたもので、バロック様式と新古典主義様式が融合した美しい外観を持っています。内部には、豪華な装飾や彫刻、絵画、ステンドグラスなどがあり、チリの歴史や文化に関する貴重な資料も展示されています。メトロポリタン大聖堂は、チリの宗教的・芸術的・建築的な遺産を感じることができる場所です。

チリ共和国の旅の基本情報

国の特長チリは、西に広がる太平洋と東のアンデス山脈に挟まれ、南にはパタゴニアやフエゴ島、北には世界で最も乾燥した地域の一つとされるアタカマ砂漠など、多様で雄大な自然環境を持つ国です。先住民マプチェ族や、イースター島に暮らすラパ・ヌイ人の文化など、独自の伝統が今も息づいています。スペインの統治時代の歴史を経て独立した後も、各地にその時代の町並みや歴史的建造物が残され、現在は観光資源となっています。銅や硝石など豊富な鉱物資源に支えられて発展してきた一方で、農産物やワインの生産地としても世界的に知られています。特にチリワインは品質が高く、日本へも多く輸入されています。料理は海産物や肉、トウモロコシを使ったものが中心で、港町の市場では新鮮な魚介料理を味わうことができます。
首都サンティアゴ
人口19,765(単位千人:2024年国連統計より)
通貨チリ・ペソ(Chile Peso、CLP)
総面積756,000km2 (日本の約2倍)
言語スペイン語
主な観光地域サンティアゴ、イースター島、カラマ、イキケ、プコン、サンペドロ・デ・アタカマ
VISA日本国籍の方が観光目的でチリへ入国する場合、90日以内の滞在であればビザは不要です。パスポートは入国時点で6か月以上の残存有効期間があることが望まれます。[2025年9月改編]
時差日本との時差はチリ本土の方が日本よりも13時間(サマータイム時は12時間)遅いです。イースター島は日本よりも15時間(サマータイム時は14時間)遅いです。
世界遺産や名所ラパ・ヌイ国立公園(世界文化遺産)、チロエの教会群(世界文化遺産)、バルパライーソの海港都市の歴史的街並み(世界文化遺産)、ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群(世界文化遺産)、シーウェル鉱山都市(世界文化遺産)、カパック・ニャン アンデスの道(世界文化遺産)