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セーチェーニ鎖橋

セーチェーニ鎖橋はハンガリーの首都ブダベストのシンボル的な存在の橋でブダ地区とペスト地区を結んでいます。イングランドの技師ウィリアム・ティアニー・クラークの設計で1849年に完成しました。橋ができた当初は、両岸の橋の前にある計4頭のライオンは無く、ライオンは1852年に設置されました。第二次世界大戦の際にはブダペストを占領していたドイツ軍によって1945年に中央部分を破壊されてしまいましたが、開通100周年の1949年に川の中に落ちた素材も再利用して再建されました。セーチェーニ鎖橋は、1987年にブダペストのドナウ河岸とブダ城地区の一部として世界遺産に登録されました。
ブダ城

ブダ城は、ハンガリーの首都ブダペストのブダ地区に位置する歴史的な王宮で、13世紀に築かれました。時代の移り変わりの中で幾度も改築や整備が行われ、現在の姿は18〜19世紀に整えられたバロック様式です。王室の居城として使われた後、現在はハンガリー国立美術館、歴史博物館、国立図書館が入る文化施設となっています。丘の上からの眺めはとてもよく、ドナウ川とペスト地区を一望できます。1987年に世界文化遺産に登録されました。
ハンガリー共和国の旅の基本情報
国の特長 | ハンガリーは、中欧を流れるドナウ川を有し、美しい自然と歴史的建造物が調和する国です。ヨーロッパの中では珍しく、アジア系民族を祖先に持つとされ、現在も氏名を「姓・名」の順に表記する文化が残っています。首都ブダペストは「ドナウの真珠」と称され、国会議事堂や王宮、ドナウ川に架かる鎖橋などが観光名所として知られています。また、温泉資源が豊富で、古代ローマ時代から温泉文化が受け継がれ、現在も市民や観光客に親しまれています。食文化ではパプリカを使った料理が特徴的で、グヤーシュ(牛肉の煮込みスープ)などが代表的です。歴史、文化、自然がバランスよく融合したハンガリーは、訪れる人に多彩な魅力を提供してくれる国です。 |
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首都 | ブダペスト |
人口 | 9,676(単位千人:2024年国連統計より) |
通貨 | フォリント(HUF) |
総面積 | 93,000km2 (日本の約24%) |
言語 | ハンガリー語 |
主な観光地域 | ブダペスト、ホローケー、エゲル、ミシュコルツ、セゲド、ショプロン、ペーチ |
VISA | ハンガリーはシェンゲン協定加盟国です。観光目的の場合、日本国籍者はビザなしで「あらゆる180日間の期間内で最大90日以内」の短期滞在が認められています。また、シェンゲン協定加盟国を出国する時点で、パスポートの残存有効期間が3か月以上あることが必要です。EES(出入域システム)というシェンゲン圏に短期滞在する非EU国籍者の出入国情報を電子的に記録する自動化システムが2025年10月12日より段階的に導入されます。[2025年9月改編] |
時差 | 日本との時差はハンガリーが日本よりも8時間(サマータイム時は7時間)遅いです。 |
世界遺産や名所 | ホッローケーの古い村落とその周辺(世界文化遺産)、ホルトバージ国立公園(世界文化遺産)、ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り(世界文化遺産)、パンノンハルマの千年の歴史をもつベネディクト会大修道院とその自然環境(世界文化遺産) 等 |