マルタ共和国

地中海に佇む歴史と観光の魅力のつまった国

マルタ共和国

旅のお勧めSPOT

タ・ピーヌ聖堂

タ・ピーヌ聖堂

「タ・ピーヌ聖堂」は、ゴゾ島の緑豊かな丘陵地帯にそびえるマルタを代表する巡礼地のひとつです。1920年に定礎され、1931年に完成、1932年に奉献されました。タ・ピーヌ聖堂の起源は1883年に遡り、カーミニ・グリマという女性がこの地の小さな礼拝堂で祈っていた際に聖母マリアの声を聞いたとされる出来事が発端です。この奇跡が広まり、多くの巡礼者が訪れるようになり、やがて壮大なバシリカへと発展しました。外観はマルタ石を用いたロマネスク・リバイバル様式で、威厳ある姿は遠くからでも見ることができます。内部にはモザイクやステンドグラスが施され、巡礼者の奉納品も展示されていて、今も信仰の場として重要な役割を果たしています。

コミノ島のブルーラグーン

ブルーラグーン

マルタ島とゴゾ島の間に位置する小さな島、コミノ島。その最大の魅力が「ブルーラグーン」です。ここは地中海でも屈指の透明度を誇る入り江で、太陽光に照らされると水面がエメラルドブルーに輝き、まるで天然のプールのような美しさを見せてくれます。夏になると観光客や地元の人々で賑わい、シュノーケリングやダイビング、クルーズツアーの人気スポットとして知られています。マルタ島やゴゾ島からフェリーやボートで30分ほどとアクセスも良好ですが、昼前には混雑が始まるため、ゆったり楽しみたいなら午前中の訪問がおすすめです。

マルタ共和国の旅の基本情報

国の特長マルタ共和国はイタリアのシチリア島の南部にある島国で主要な島はマルタ島とゴゾ島とコミノ島です。地中海の暖かな気候、美しい海、豊かな文化や歴史がある国で、ダイビングのスポットとしても人気です。1964年9月に英連邦王国自治領マルタ国としてイギリスから独立し、1974年12月に君主制から共和制に移行してイギリス連邦加盟のマルタ共和国となりました。
首都ヴァレッタ
人口540(単位千人:2024年国連統計より)
通貨ユーロ
総面積316km2(日本の約0.083%で淡路島のおおよそ半分)
言語マルタ語
主な観光地域セントジュリアンズ、ヴァレッタ、ゴゾ島
VISAマルタはシェンゲン協定加盟国です。観光目的の場合、日本国籍者はビザなしで「あらゆる180日間の期間内で最大90日以内」の短期滞在が認められています。また、シェンゲン協定加盟国を出国する時点で、パスポートの残存有効期間が3か月以上あることが必要です。EES(出入域システム)というシェンゲン圏に短期滞在する非EU国籍者の出入国情報を電子的に記録する自動化システムが2025年10月12日より段階的に導入されます。[2025年9月改編]
時差日本との時差はマルタ共和国が日本よりも8時間(サマータイム時は7時間)遅いです。
世界遺産や名所バレッタ市街(世界文化遺産)、マルタの巨石神殿群(世界文化遺産)、ハル・サフリエニの地下墳墓(世界文化遺産)