旅好きな人が一生に一度は見たい絶景がここにある、カンボジアのアンコール・ワット!

海外旅行に少しでも興味がある人なら誰もが知っているといっても過言ではないのが、カンボジアの世界遺産アンコール・ワットです!回廊の壁の細部まで神話や歴史を題材にしたレリーフが刻まれています。
アンコール・ワットに行く際のチケットについて

アンコール・ワットは、多数の遺跡からなるアンコール遺跡群の中の代表的な寺院の一つで、シェムリアップのホテルやゲストハウスが点在しているエリアから約6キロ程の所にあります。観光をする際はアンコールチケットの購入が必須となり、1日・3日・7日と3種類の有効期間のチケットが販売されています。せっかくカンボジアまで旅をしてきたからには、1日チケットではもったいないので、3日以上のチケットの購入をおすすめします。アンコールチケットがあれば、アンコール遺跡群の他、シェムリアップから15キロ程の所にあるロリュオス遺跡群にも行くことができます。アンコール遺跡群を観光する際は、トゥクトゥクをチャーターすると多数の遺跡を周れるので便利です。チケットが無い場合は、ドライバーにまずはチケット売り場に寄るように伝えてください。それぞれの遺跡に入る際には、ほぼ必ずアンコールチケットを提示する必要があるので無くさないように注意をしてください。
アンコール・ワットの入口はWest Entranceがおすすめ!

アンコール遺跡群には規模の大きい遺跡が多いため、複数のエントランスがある場合が多く、アンコール・ワットにも複数のエントランスがあります。他のアンコール遺跡ではエントランスの場所まではトゥクトゥクのドライバーに指定をしなくてもいいかと思いますが、アンコール・ワットに行く際は、West Entranceを指定することをお勧めしたいです。

West Entranceからアンコール・ワットに行くことをお勧めする理由、それは、浮き橋を渡って前進をしていくとアンコール・ワットの正面からの絶景を徐々に味わえて感動的な雰囲気を体験できるからです。他のエントランスからでは、いきなりメインの建物が出てきてしまうのでせっかくの絶景を体感するにはもったいない気がします。
アンコール・ワット内には出店もあります

アンコール・ワットはとても広く観光する際は2時間以上かかることが多いです。暑い中での観光になり、階段を上ったり移動距離も長いです。水分補給ができるか心配になることもあるかと思いますが、アンコール・ワット内には出店が複数あるので水などを買って水分補給ができるので安心です。出店の中には、お土産物にもできそうなカンボジアの衣料品や、絵画を販売しているお店もあります。

売店があるのは、West Entranceから入り、比較的すぐの中心部に入る前の場所になります。このような売店は、アンコール・ワットだけではなく、その他のアンコール遺跡の中にも色々と出ています。
神になるためのセレモニー空間

アンコール・ワットはヒンドゥー教三大神のヴィシュヌ神に捧げられた寺院であり、アンコール・ワットを創設したスルーヤヴァルマン2世の墳墓でもありました。王の死後に神と一体化するという思想に基づくもので、寺院は信仰の対象物である以上に、王が死後に住むための地上の楽園を意味していました。中央祠堂はヴィシュヌ神が降臨して王と神が一体化する聖なる場として考えられ、新たな王をアピールするための厳粛な儀式もここで行われていました。
回廊の壁画にも注目

アンコール・ワットの回廊の壁には、まるで昔話を読み進めるような物語がびっしりと描かれています。ヒンドゥー教の神さまたちが登場する神話が中心で、巨大な壁面にたくさんの場面が連なっていて、一つひとつを眺めるだけでも時間を忘れてしまいます。有名な「乳海攪拌」や王さまの行列など、見どころはいくつもあって、どこを見ても細かくて立体的で、つい「どうやって彫ったんだろう?」と思ってしまうほど。

神さまの表情や衣装、動きのあるポーズまで本当に細かく表現されています。歴史や神話を知らなくても、その場の雰囲気や迫力だけで十分に楽しめるのが、この壁画のすごいところ。歩きながら少しずつ物語をたどっていく感覚は、アンコール・ワットならではの体験だと思います。アンコール・ワットは、スーリヤヴァルマン2世の治世中(約1113年〜1150年頃)に建設が始まり、少なくとも30年近くの年月をかけて造られたとされています。装飾やアンコール・ワットを見ながら、「日本の鎌倉時代の前に建てられたの凄いな」そんなことを考えながら、じっくりと回廊を歩いていました。
水面に映るアンコール・ワット

アンコール・ワットの写真を何度かみたことがある方は、水面に逆さに映るアンコール・ワットの写真を見たことがある人もいると思います。私が以前にアンコール・ワットに訪れた2000年頃には池に水が溜まっていなくてこの写真を撮ることができませんでしたが、2020年に再び訪れた際には、池に給水をしていました。雨季の時期以外にも水面に逆さに映るアンコール・ワットの撮影ができます!