温泉大国ハンガリーで必ず行って欲しいブダペストのセチェー二温泉

ハンガリーは、日本と並んで温泉文化が盛んな国のひとつです。ただし、日本の多くの温泉が火山活動に由来して高温であるのに対し、ハンガリーの温泉は地熱や地下水の性質によって成り立っているものが多いため、40度以下の温度が一般的です。そのため、日本の温泉のように湯船に浸かる感覚というよりは、リラックスできる温浴施設やスパとして楽しむ雰囲気に近いです。今回紹介するセチェーニ温泉はブダペストで最も有名な温泉ですが、街には他にも多彩な温泉施設が点在しているので、温泉好きにはぜひ訪れていただきたい魅力的なスポットです。
セチェー二温泉のチケット購入について

セチェー二温泉は温泉国のハンガリーの首都ブダペストにあります。ブダペスト内にも様々な温泉がありますが、セチェー二温泉はその中でも特に人気があるのでチケット購入の際に長蛇の列ができていることも珍しくありません。実際に私が訪れた際は1時間以上も並びました。公式サイトからチケットの購入もできるので、並びたくない方は事前購入がおすすめです。訪れる際は水着とビーチサンダルとタオルを持ってくるようにしてください。一応、施設内で販売もしていますが、品切れのこともあるようなので、持参するのが安心です。WEBサイトでチェックしてください!
まるで宮殿の中の温泉スパ

館内には、着替えができるロッカールームもあります。入場をしてからロッカールームに行き、水着に着替えて貴重品をロッカーにしまってから温泉施設に行く流れです。セチェー二温泉ができたのは、1913年で、1927年には大幅に拡張され、現在の規模となっています。その後も拡張工事が行われ、新たに温泉が見つかったことから全てに温泉を供給できるようになりました。セチェー二温泉の名前の由来は、ハンガリーの革命期の自由主義貴族「セーチェーニ・イシュトヴァーン」の名とされています。貴族の名が由来となっているように、まるで宮殿の中の温泉スパです。
セチェー二温泉は多種多様な温泉のある巨大スパ

セチェー二温泉は、露天風呂が3か所と屋内風呂が15か所もある巨大なスパで、泳ぐ人専門のスイミングプールのような場所もあります。スイミング専用プールで泳ぐ方は、スイミングキャップを被たなければならないため、忘れないようにしてください。スイミングキャップを被るので本格的な水泳のような印象かもしれませんが、温泉施設のため気楽に楽しみながら泳ぐような感じなので安心してください。マッサージ施設もある巨大な温泉施設なので午前中に観光を済ましてから午後はここでリラックスをしにくるのがおすすめです。

温泉の湯温はほとんど40度以下なので、様々な温泉に行って入浴を楽しめます。ジャグジーが付いている風呂もありますが、水深が150cm以上のやや深い場所もあるので、足の付かない方は注意をしてください。また、セチェー二温泉の風物詩が、地元のおじさん達が腰まで温泉に浸かりながらチェスをしている姿です。施設内には、飲み物や食べ物を買える場所もあるので、入浴を楽しむ合間に水分補給もできます。腰まで温泉に浸かりながらチェスをしている姿は日本のテレビ番組でも何度か取り上げられていましたよ。
【セチェー二温泉】※2025年10月更新
住所:X lV. Allatkerti krt. 9-11, Budapest
営業時間:7~20時(月~木)、7時~22時(金)、8~20時(土・日)
WEBサイト:www.szechenyibath.hu/
※当日はチケット購入ができない場合もあるので事前予約を推奨します。
※営業時間は若干、変わる場合があるので注意してください。