魅力的なスポットが満載、ポルトガルの首都リスボンのおすすめ観光地

リスボンの記事アイキャッチ

ポルトガルの首都のリスボンで有名な観光スポットといえば、世界遺産にも登録をされているジェロニモス修道院が有名ですが、それ以外にも魅力的なスポットがたくさんあります。リスボンは、「七つの丘の都」という別名があり、丘の上からの景色も美しいので街歩きをするのが楽しいです。

目次

約1世紀の歳月を費やして完成したジェロニモス修道院

DSC01159

ポルトガルは、1543年に日本に海を越えてやってきた大航海時代(15世紀中頃~17世紀中頃)にスペインとともに発展した国です。ジェロニモス修道院は、航海の安全の祈願とエンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業を称えるために1502年にマヌエル1世によって着工された教会で、完成するまでに1世紀程の歳月が費やされました。内部にも豪華な彫刻が施され、ポルトガルの大航海時代の栄華を象徴するような大規模な建築です。

テージョ川沿いにそびえる発見のモニュメント

DSC01221

発見のモニュメントは、エンリケ航海王子の500回忌を記念して1960年に造られました。一番先頭に立っているのがエンリケ航海王子で、2番目は、アフリカ・ポルトガル帝国を形成したアルフォンソ5世、3番目は、インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマです。船乗りや天文学者や地理学者などの時代を象徴する人物が称えられていて、1549年にキリスト教を布教するために日本に来た宣教師フランシスコ・ザビエルも描かれています。

リスボンのもう一つの世界遺産、ベレンの塔

DSC_3473

ジェロニモス修道院とともに世界遺産として登録されているのが1520年に完成したベレンの塔です。発見のモニュメントのすぐ近くにあり、同じようにテージョ川沿いに堂々と建っています。元々は、テージョ川を航行する船の監視や要塞として造られましたが、税関や灯台としても使われました。1階は司令官の間、2階は国王の間、3階は謁見の間、4階は礼拝堂になっています。ジェロニモス修道院との共通チケットで中を見学することもできます。ジェロニモス修道院、発見のモニュメント、ベレンの塔は全て徒歩圏内にあるため、まとめて観光をすることをおすすめします。

エッフェルの弟子によって造られたサンタ・ジュスタのエレベーター

santajusta
photo by 写真AC

フランスのエッフェル塔の設計及び建設をしたエッフェルの弟子の建築家によって20世紀の初期に造られたのがサンタ・ジュスタのエレベーターです。リスボンは坂が多く高低差が大きい地形のため、川沿いの低地と丘陵地を結ぶために建てられました。エレベーターの高さは45mで、鉄製のタワーと、頂上に設置された展望台、エレベーターにアクセスするための歩道橋があります。頂上の展望台からのリスボンの街やサン・ジョルジェ城の眺望は素晴らしいです。

SELECTION―セレクション―