南アフリカ第2の都市ケープタウンの見所

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南アフリカの第二の都市のケープタウンは街は高層ビルが建ち並び発展した風景ですが、広大な山と海に囲まれた美しい都市で自然の魅力にあふれています。是非、足を運んでみてください。

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ケープタウンスタジアム

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2010年に開催されたサッカー、南アフリカワールドカップのために建設されたのが、ケープタウンスタジアムです。旧スタジアムは収容人数が18,000名の陸上競技場でしたが、2007年に閉場し、収容人数を約65,000人と大幅に増やして新たに建設されました。騒音減衰目的の外壁に覆われる外観の多目的スタジアムとなっています。現在は、収容人数を55,000人と席数を減らしてアヤックス・ケープタウンFCのホームスタジアムとなっています。

色鮮やかな街、ケープタウンの「ボカープ」

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photo by 写真AC

南アフリカは、16~17世紀頃にオランダが支配をしていました。その時期にオランダによってインドネシアやマレーシアなどの東南アジアから奴隷として連れてこられた方々が現在のこの地区の住民の多くの末裔です。当時は土やレンガで造られた地味な外観の建物が並んでいたのですが、奴隷解放の喜びを表現するために、現在のようなカラフルな色に塗り替えたといわれています。

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photo by 写真AC

ボカープ地区には、ケープタウンの中心部のウォーターフロントから、バスやUberで10分程度で行けます。イスラム教の方も多く住んでいるため、モスクもありますが、そのモスクも街の外観に合っていてカラフルです。また、歴史や文化を学べるボカールミュージアムもあるので行ってみてください。

ポルトガル隆盛のきっかけとなった「喜望峰」の発見

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photo by 写真AC

喜望峰は現在から530年以上前に、ポルトガルがインドとの交易ルートを探るためのアフリカへの航海の中で航海者バルトロメウ・ディアスによって発見されました。この発見は順調な航海の中で発見されたのではなく、途中で嵐にあい暴風雨にさらされ漂流しかけた大変な航海の中で発見されたため、ディアスは「嵐の岬」と名付けようとしたのですが、インドまでのルートを発見したことに喜んだポルトガルの国王であるジョアン2世が、「喜望峰」と名付けました。

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photo by 写真AC

インドまでの航路の発見によって、ポルトガルはインドとの香料貿易によってさらに繁栄をしていきました。喜望峰はヨーロッパのインド航路の要所となり現在も観光名所になっていますが、実はアフリカ大陸の最南端の岬という訳ではありません。実際は、喜望峰から約150kmも離れるアガラス岬がアフリカ大陸の最南端です。

ペンギン好きにおすすめ、ボルダーズビーチ

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photo by 写真AC

ケープタウンから車で一時間程の所にあるボルダーズビーチは、世界で唯一、接近してアフリカペンギンを見ることができるスポットです。ケープタウン発着の喜望峰一日ツアーでも訪れることができるため、ボルダーズビーチは、年間で約6万人の観光客が来るケープタウンの人気の観光地となっています。人に慣れているペンギンが多いため、近くでの写真撮影もできます。

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photo by 写真AC

ボルダーズビーチでアフリカペンギンが発見されたのは1983年頃で、当時はフォルス湾での商業的漁業が禁止されていたため、餌が豊富で繁殖にも適していたため、どんどんと数を増やしコロニーを形成していきました。その後、気候変動による餌となる魚の減少や捕食生物などの自然環境の変化によって数が減っていきましたが、現在はボルダーズビーチ公園の管理事務所や南アフリカ沿岸鳥保護財団などの活動によって大切に保護されています。

美しい風景の中でワインと美食を堪能できる「ワインランド」

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photo by 写真AC

南アフリカは世界有数のワインの生産国の一つで、南アフリカ独自のブドウ品種「ピノタージュ」から作られるワインが有名です。南アフリカのワインの生産地として代表的なのが、ケープタウンから車で40~50分程東側にある「ワインランド」です。「ワインランド」には、「ステレンボッシュ」・「フランシュフック」・「パール」のな3つの主要な街があり、それぞれの街には多くのワイナリーや宿泊施設があります。コストパフォーマンスの良い美味しいワインとともに美食も堪能できます。

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