モロッコで行って欲しいお勧め観光スポット5選
フランスやスペインの統治といった歴史から、ヨーロッパ文化も垣間見れるアフリカ大陸に位置する魅力的な国、モロッコのおすすめ観光スポットをご紹介。モロッコはアフリカの国の中では治安は比較的安定しているので注意は必要ですが、観光に向いています。
カサブランカのハッサン2世モスク

ハッサン2世モスクは国民の寄付によって建てられたカサブランカを象徴するモスクです。モスク内部のみで2万5,000人を収容でき、モロッコ最大のモスクで全長210メートルもの高さを誇るミナレット(尖塔)を擁しています。建造されたのは1986年から1993年にかけてで、20世紀最高の芸術作品の1つと評されるほどその建築様式は高く評価されています。外見だけでも必見ですが、内部の見学をする際は、言語毎のグループに分かれた1時間程度のツアーを利用してください。その際は、露出の多い格好だと参加でできないので注意をしてください。ハッサン2世モスクは、映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」のロケ地としても使用されました。
【ハッサン二世モスク】※2025年10月更新
●住所:Boulevard Sidi Mohammed Ben Abdallah, Casablanca, Morocco
●アクセス:最寄り駅は Casa-Port 鉄道駅。そこから徒歩で約 20分程。
●有料ガイドツアーの開催時間:[9月16日~3月14日]9時・10時・11時・12時・15時(土~木)9時・10時・15時(金)[3月15日~9月15日]9時・10時・11時・12時・15時・16時(土~木)9時・10時・15時・16時(金) ※ラマダン期は変わります。
●WEBサイト:www.fmh2.ma/en
鮮やかな青が際立つシャウエン旧市街

フェズから約3時間半、テトゥアンからなら約1時間30分ほどバスに乗って辿り着いた所にあるのがシャウエン旧市街です。シャウエンは、美しい青い色が魅力的で観光客からもとても人気の街並みですが、モロッコ有数の名水地としても知られていて、名水の影響で料理がおいしいと評判です。街並み街が青い理由は諸説あるようですが、有力な説は、ヨーロッパ大陸から迫害を逃れて住み着いたユダヤ人たちがユダヤ教において神聖な色とされている「青」で壁や床を彩ったためという説です。その他の説としては、夏の暑さを和らげるためや、蚊よけのためという説もあります。
数世代に技術が受け継がれた、フェズなめし革工房

フェズなめし革工房は、モロッコのフェズ市にある伝統的ななめし革の製造工房で、数世代にわたって受け継がれ続けてきた手作業による技術が特徴で、主に羊やヤギ、牛などの革を使って製品が作られています。広い敷地に大きな革槽が並び、革が色鮮やかな染料で染められる様子を見ることができます。なめし革工場は、観光名所にもなっていて広い敷地に大きな革槽が並び、革が色鮮やかな染料で染められる様子を見ることができます。革をなめす過程で使用する薬品や染料が強い匂いを発するため、見学する際にはガイドから提供されるミントの葉を鼻につけることが多いです。フェズ内には多数のタンネリ工房があり、そのなかでも観光客が多く訪れるのはシュアラ・タンネリです。
モロッコの伝統的な建築美を実感できるフェズ王宮

13世紀にフェズ・エル・ジェディド地区が築かれたことを起点とし、以後歴代王により改築や増築が繰り返されてきました。現在も王室により使用されているため内部の見学はできませんが、黄金色の扉や幾何学模様の装飾タイル、アラブ風のアーチが施された門など、外観だけでもモロッコ建築の美しさを堪能できます。王宮前の広場では、周囲の景観と調和する重厚な佇まいを背景に、写真撮影を楽しむ観光客の姿も多く見られます。フェズ旧市街から徒歩でもアクセス可能で、歴史と格式を感じる落ち着いた空気が魅力です。
【フェズ王宮】※2025年10月更新
●住所:n1 boulakhsissat, Fès 33110
●アクセス:フェズ旧市街(メディナ)のフェズ・エル・ジェディド地区にあります。ブー・ジュルード門から徒歩 約15~20分。
●営業時間:内部非公開
マラケシュのマジョレル庭園

マジョレル庭園(Jardin Majorelle)は、マラケシュあるとても美しい庭園で、フランス人画家ジャック・マジョレル(Jacques Majorelle)が1920年代に設計し、長年にわたって彼自身の私的な庭として利用されてきました。マジョレル庭園は、彼のアートと植物の情熱が融合した場所で、トロピカルな植物やサボテン、パームツリーなど豊かに生い茂り、その美しい緑と色とりどりの花々が魅力的です。情緒あふれる景観が広がり、特に有名なのは、庭園内にある建物の色、特に青色で塗られた建物です。 また、モロッコの有名なデザイナー・ファッション界の巨星イヴ・サンローラン(イヴ・サンローラン)は、この庭園に強い愛情を抱き、庭園を買い取って修復を行い、彼の死後も庭園はその遺産として保存されて今ではマラケシュの観光名所として知られています。マジョレル庭園の脇には、イヴ・サンローラン美術館も併設されています。
【マジョレル庭園】※2025年10月更新
●住所: Rue Yves Saint Laurent 4, 40090 Marrakech
●アクセス:マラケシュの旧市街(メディナ)から、タクシー利用が一般的です。車で10分~15分程です。
●営業時間:8時~18時30分※最終入場18時
●WEBサイト:www.jardinmajorelle.com/
※オンラインでのチケット予約を推奨

