人生で一度は行きたい、エジプトのピラミッド!

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人生で一度は行ってみたいという観光地は、マチュピチュやサグラダ・ファミリア等の有名な場所が数々あるかと思いますが、それらの中でも代表的な旅行スポットの一つがエジプトのピラミッドではないでしょうか?考古学や歴史の観点からも興味深いピラミッドについてご紹介します。また、エジプトのギザのピラミッドは、メンフィスとその墓地遺跡として世界遺産に登録されています。

目次

三大ピラミッドの代表格「クフ王のピラミッド」

ギザのクフ王のピラミッド
photo by写真AC

エジプトの首都のカイロ市内の中心エリアから15キロ離れたギザという地域にエジプトを代表するギザの三大ピラミッドあります。ギザの三大ピラミッドとは、クフ王のピラミッドとカフラー王のピラミッドとメンカウラー王のピラミッドのことを指します。クフ王のピラミッドは現在はやや低くなっていますが完成時は底辺が230メートル、高さが147メートルとされ、三大ピラミッドの中で一番の大きさです。

クフ王のピラミッドの石段

クフ王のピラミッドは2.5トンの石灰岩を270万~280万個も積み上げて創られています。石灰岩の高さは大人の腰ほどあり、それなりの高さがあります。創られたのは紀元前2560年頃で20年程の歳月を経て完成したといわれています。1日に300人程度までであれば内部の見学をすることもできます。ピラミッドは、内部には元々は棺や金銀財宝があり日本の古墳のように王のお墓のようなものと考えられていましたが、現在は王の棺は別の場所にあるという説が有力になりつつあり、現在もまだ謎に包まれています。

最も美しいピラミッド「カフラー王のピラミッド」

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カフラー王はエジプト古王国の第4王朝ファラオで、クフ王の息子です。ピラミッドの大きさは、建築時は底辺は215mで高さは143mとされ三大ピラミッドの中で2番目の大きさです。一見、クフ王のピラミッドよりも高く感じますが、クフ王のピラミッドよりもやや高い場所に建てられているためです。ピラミッドの全面がかつては化粧板で覆われていたのですが、カイロ市街の造営に使われるため、頂上部以外は取り除かれています。他とは異なり頂上部に化粧板が残り、状態が最も良いため、最も美しいピラミッドと言われています。内部の見学もできますが、クフ王のピラミッドの内部の見学と比べるとやや物足りない感じはあります。

ピラミッドの前に鎮座するスフィンクス

エジプトのスフィンクス

スフィンクスといえば、誰でも見聞きしたことがあるエジプトを代表する石造ですが、カフラー王のピラミッドの前に堂々と鎮座しています。スフィンクスの大きさは全長73.5m・全高20m・全幅19mで現存する古代遺跡の彫像で最大です。このスフィンクスもピラミッドと同じように謎に包まれていて、誰によって造られたのか、顔は誰をイメージしたものなのか、いつ造られたかなど分かっていないことが多いです。

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