水の都ヴェネツィア(ベネチア)のおすすめ観光スポット

水の都ヴェネツィア

水の都として知られるヴェネツィア(ベネチア)はイタリア北東部のヴェネト州に位置している、同国でも有数の観光地です。ヴェネト州には9ヶ所のユネスコ世界遺産が存在しますが、その中でも抜群の知名度を誇っています。街歩きを楽しむのは勿論のこと、水上バスで島々を行き来したり、世界三大カーニバルとして数えられるヴェネツィアのカーニバルに参加したりと、ここでしか体験できないことが沢山あるというのもヴェネツィアが人々を惹きつける理由の1つではないでしょうか。本記事では、毎年世界中からおよそ2000万人が訪れるというヴェネツィアのおすすめ観光スポットを紹介します。

目次

世界中の観光客が集まるヴェネツィア(ベネチア)

イタリアのヴェネツィアの湖畔

400以上の橋で結ばれた118の島々からなるヴェネツィアは、地中海貿易の中心地として発展した街です。15世紀には芸術の都としても名を馳せ、1987年には「ヴェネツィアとその潟(かた)」として世界文化遺産に登録されました。映画・アニメ・小説・ゲームなどの舞台やモデルとして扱われることも多く、現在は世界中の旅行者が訪れる場所となっています。 2024年春からは、ヴェネツィアの中心地や周辺の島を日帰りで訪れる14歳以上の観光客1人につき、5ユーロの入場料を支払う必要があります。現段階では試験的導入ということで、入場料の設定はハイシーズンや週末などの一部期間のみですが、訪問予約が必須になるので注意が必要です。そのため、他の都市から日帰りでヴェネツィアを訪れる際は早めに計画を立てることをおすすめします。

ヴェネツィア(ベネチア)といえばここ!サンマルコ広場

サンマルコ広場
サンマルコ広場

世界で最も美しい広場とも評されるサンマルコ広場は、ヴェネツィア(ベネチア)の中心的な広場。かの有名なフランス皇帝、ナポレオン・ボナパルトはこの広場をヨーロッパで最も美しいリビングルームだと称賛したと言います。有名観光スポットであるサン・マルコ寺院やドゥカーレ宮もこの広場内にあるため、ヴェネツィアへ来る観光客のほぼ全ての人が訪れる場所と言っても過言ではないでしょう。 常に人で溢れかえっているサンマルコ広場ですが、特にヴェネツィアのカーニバルが開催されている期間は、観光客は勿論のこと仮装を楽しんでいる多くの参加者がこの場所に集います。カーニバル期間中にお祭りの賑わいを感じたい方は、まずはこの広場を目指すのがおすすめですよ。

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900年に渡り改修が繰り返されてきたサン・マルコ寺院

ヴェネツィアのサン・マルコ寺院
サン・マルコ寺院

サン・マルコ寺院はヴェネツィア(ベネチア)で最も有名な大聖堂で、9世紀に聖マルコの聖遺物を祀るために建てられました。現在、私達が見ることができるサン・マルコ寺院のベースは1090年代に完成されたもので、最初に建設されたオリジナルの寺院ではありません。 寺院はビザンツ建築の影響を色濃く受けており、内部は美しいモザイク画で装飾されています。有料エリアになってしまいますが、金銀や七宝板・宝石などから成る祭壇装飾パラ・ドーロ(Pala d’Oro)、宝物館、博物館も一見の価値ありです。 寺院内の見学時間は10分間かつ、写真撮影やビデオ撮影は禁止されており、服装にも規定があります。見学の際は、事前にしっかりと準備をしておくのがおすすめですよ。

【サン・マルコ寺院】

住所:P.za San Marco, 328, 30100 Venezia

アクセス:ローマ広場からは、水上バス(ヴァポレット)路線1・2・5.1・14・N番「San Marco‑San Zaccaria」停留所から徒歩約5分

営業時間:9時30分~17時15分(月~土)※日・祝は14時以降

公式サイト:https://basilicasanmarco.skiperformance.com

ルネサンス時代のアートを堪能できるドゥカーレ宮殿

かつては邸宅だったドゥカーレ宮殿
ドゥカーレ宮殿

元々はヴェネツィア(ベネチア)の邸宅だったドゥカーレ宮殿ですが、現在はオペラ博物館として一般公開されています。世界三大映画祭の一つである、ヴェネツィア国際映画祭の会場としても有名です。 ドゥカーレ宮殿内部は、美しいフレスコ画で豪華に装飾されています。更に、ルネサンス期のヴェネツィアで活躍した芸術家による作品も見ることができるので、ヴェネツィアが生んだ芸術に興味がある方は必見ですよ。

【ドゥカーレ宮殿】

住所:Piazza San Marco 1, 30124 Venezia

アクセス:ローマ広場からは、水上バス(ヴァポレット)路線1・2・5.1・14・N番「San Marco‑San Zaccaria」停留所から徒歩約5分

営業時間:9時~19時(4月~10月)、9時~18時(11月~3月)

公式サイト:https://palazzoducale.visitmuve.it/

恋人と一緒に訪れたい、ため息の橋

ヴェネツィアのため息の橋
ため息の橋

ドゥカーレ宮殿に入場すると、対岸にある牢獄との行き来のために作られた、ため息の橋を渡ることができます。ため息の橋という名前は、囚人がこの橋の窓からヴェネツィア(ベネチア)を見つめながらその美しい景色との別れを悲しみ、ため息を吐くことから付けられました。 そんな悲しい名前とは裏腹に、ゴンドラに乗ったカップルが日没時に橋の下でキスをすると永遠に結ばれるという、ロマンチックな伝説も持ち合わせているため息の橋。そのため、橋の下を渡るルートは大定番になっており、数多くのゴンドラがこの場所を通ります。ゴンドラからはため息の橋だけではなく、陸側からは見ることができないヴェネツィアを楽しむことができるので、現地を訪れた際は是非乗ってみてくださいね。

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