船の上でお買い物タイの「水上マーケット」

バンコクから行くことができる水上マーケットは複数ありますが、その中でも三大水上マーケットと呼ばれる場所があります。 ①ダムヌン・サドゥアック水上マーケットー毎朝開催している歴史ある市場です。午前中が特に賑わっています。市場の規模は一番大きく、観光客が訪れる場所として人気です。迷ったらここがおすすめです。②アンパワー水上マーケット―金、土、日の夕方限定の市場で、観光客よりも地元の方が多く利用します。蛍が見られるスポットとしても有名です。朝から行けない方におすすめです。③アユタヤ水上マーケット―2010年に誕生した新しい市場です。昔ながらの水上マーケットとは雰囲気は異なりますが、観光客向けでまた違った市場を楽しむことができます。アユタヤに行った際に利用できるのでおすすめです。

ダムヌン・サドゥアック水上マーケットは、バンコクから南西約８０kmのところ、車で約２時間ほどの場所に位置する文化保存と観光用に開発された水上マーケットです。新鮮なフルーツやローカルフードなどを山積みにした小舟が運河を行きかい、景気のいい売り声が飛び交っています。お土産屋もあり、お買い物も楽しめます。午前中がメインの市場のため、朝９時ごろには訪れることをおすすめします。商品の値段はかなり高めで設定されていることが多いので、交渉して買い物をするのも楽しみ方の一つです。

水上マーケットは観光客向けにかなり高めの値段で商品が売られていることが多いです。特に置物や雑貨類は市内と比べると高いので購入は正直おすすめしません。そんな水上マーケットでぜひ買ってほしいのが、ココナッツアイスクリームです。市場の雰囲気を堪能しながら食べる、本格的なココナッツアイスクリームは絶品です。また、ココナッツをお皿にしてお花で飾られたココナッツアイスクリームは写真映えも抜群ですよ。こちらも最初は高く売られているので、値段交渉してお得に食べてくださいね。

水上マーケットには歴史があります。昔、タイにおける街づくりは周囲を川で仕切り、島のような街の中で都市計画を図るのが主流となっていたそうです。次々と川を整備していく過程で、当時は今ほどに陸が整備されていなかったこともあり、人々の移動は水上がメインとなっていきました。そのため、商人は自身の船に売り物を積み、各場所で物を売りながら、生計を立てるようになったのです。それが水上マーケットの始まりだと言われています。実際に水上マーケットでは、川沿いに家を建てていたりと地元の方々の歴史ある雰囲気を感じることができます。

船の上でお買い物「水上マーケット」はいかがでしたか？タイにはまだまだ歴史的な文化があるのがわかります。活気ある水上マーケットは行くだけでもとても楽しいです。地元の方々の歴史に触れながら、日本にはない水上マーケットをぜひ味わってみてくださいね。