ウェールズでちょっと不思議なNo.1探しの旅!

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イギリスのウェールズでみなさんが想像するのはフットボール(サッカー)やラグビーなどのスポーツ、または首都カーディフの美しいカーディフ城やシンボルの赤いドラゴンではないでしょうか?そんなウェールズに一風変わったNo.1が隠れているのを知っていますか?今回はウェールズの北部にあるニッチな観光スポットにフォーカスして紹介していこうと思います!

目次

ウェールズについて

チェスター駅の表示板
イングランドのチェスター駅もウェールズ語と二重表記に!

ウェールズはイギリスを構成する4つの国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)のうちの1つで赤いドラゴンが国のシンボルとして国旗にも描かれています。首都はカーディフで公用語は英語とウェールズ語です。他の3つの国で主に英語が使われている一方でウェールズでは英語の他にも国民のなんと20%以上もの人がウェールズ語を話すことができ、小学校ではウェールズ語の授業もあるんだそう。そのためウェールズ国内やイングランドとウェールズを繋ぐ公共交通機関の電光掲示板や放送は最初にウェールズ語、その後に英語が流れ、交通標識もウェールズ語と英語の二重表記がなされているイギリスの中でも古くからの国としての歴史や文化を大切にしている素敵な国です。

北ウェールズでの電車旅

ウェールズの電車旅
かわいい小さな乗客と一緒の電車旅!

今回のウェールズの不思議なNo.1探しの旅ではイングランド北西部の港湾都市、フットボール(サッカー)で有名なリヴァプールから電車に乗り、チェスターという街を経由して北ウェールズの各地を周りました!しかし、ウェールズ国内の地名は英語の読み方と違った規則性があるため読むのも一苦労!乗車中に一部停車駅のホームが短く、乗り降りできる車両が限られるという車内放送があった時に放送された駅名が自分の降りる駅かどうかさえ聞き取れないくらいなんです!(笑)しかし車掌さんに電車のチケット片手に訊ねると「わかるよ!ウェールズ語の読み方難しいよね!」とフレンドリーかつ丁寧に対応してくれて無事に目的地まで到着できたのでみなさんも安心してウェールズでの電車旅を楽しんでくださいね!

世界で一番長い駅名がつけられた駅

ウェールズの世界一長い駅名
世界一番長い駅名がつけられた駅

今回の旅の目的地その1がこちら!ギネスなどで公式に認定されてはいないので、あくまでも(自称)ですが「世界で一番長い駅名がつけられた駅」として有名な「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch」です!ちなみに読み方は「ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ」だそうです!笑ってしまうくらい長いこの駅名なんですが「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会」という意味だそうで、日本の駅でいう「明治神宮前」みたいな感じでしょうか。公式ではLlanfairpwll駅と登録されているためギネスでは認定できないそうなのですが知る人ぞ知るNo.1のひとつです!駅名の看板の下部は英語での発音を表現しています!

イギリスで一番小さい家

イギリスで最も小さい家
イギリスで最も小さい家

さて、続いての目的地は北ウェールズのConwy(コンウィ)というちいさな街にある「イギリスで最も小さい家」です!名称もそのまま「The Smallest House in Great Britain (グレート・ブリテン島の小さい家)」です。現在は観光名所として入場料が£1.5かかるのですが1900年ごろは実際に地元の漁師さんが住んでいたんだとか!その後、行政より「人間が暮らすに適さない」という判断が下ったため住んでいた人は退去を余儀なくされたのですが「住めないならこの小ささを魅力のひとつとして街の観光名所にできないか?」という事で数多の取り壊しの危機を乗り越え現在はかつての住人が望むような人気の観光名所になったのです!小さいながらも様々な設備が整ったこの小さな家をみなさんもぜひ訪れてみてくださいね!隣の一般住宅と比較してみてください!

世界文化遺産・コンウィ城

世界文化遺産・コンウィ城
城壁の上から見る世界文化遺産・コンウィ城

「イギリスで最も小さい家」のあるConwy(コンウィ)にはなんと日本の姫路城と姉妹城提携をしている世界文化遺産に登録された城、コンウィ城もあるんです!有名なスタジオジブリ作品、「天空の城・ラピュタ」の城はこのコンウィ城を含むウェールズ内のいくつかの城がモデルになっているそうで世界遺産ファンだけでなくスタジオジブリファンからも大人気!13世紀にイングランドの王、エドワード1世が建てた城で世界遺産としては同じくエドワード1世が建てたカーナヴォン城、ビューマリス城、ハーレフ城を合わせた4つの城を合わせて「グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁」として登録。それぞれ城と名付けられていますが、当時、イングランドがウェールズを侵攻するにあたり、反乱するウェールズに対抗するための軍事要塞の役割も多く担っていたそうです。

ウェールズの旅 まとめ

ウェールズの街並み
ウェールズの街並み

いかがでしたでしょうか?今回は北ウェールズのいろいろなNo.1の魅力を紹介しましたがみなさんの心をグッと掴んだ場所はありましたか?北ウェールズの今回紹介したエリアは電車の本数があまり多くないのでサクッと旅をするというよりは時間をたっぷりゆったり使った旅が好きな人におすすめです!小説と紅茶を片手に川辺でゆっくりしたり、街の小さな雑貨屋さんに入ってみたり…自由な時間が多い旅もこの北ウェールズの雰囲気にぴったりあっていて街の人々の暮らしを肌で感じられる素敵な旅になる事でしょう!

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