九份で不思議な雰囲気を楽しむ
台湾といえば!今や世界的に有名なスタジオジブリ作品「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルにもなったと言われている新北市にあるちいさな町、九份ですよね?今回は不思議な魅力の詰まった九份への台北からの行き方や楽しみ方、ちょっとした注意点をじっくり紹介していきたいと思います!不思議な世界へ迷い込む準備はいいですか?
九份昔話
九份は台湾の東北部にある新北市のちいさな町で、開墾当初、総世帯数が9世帯だったことから「九份」という地名がつけられたんだとか!かつては金鉱として栄えていて、ゴールドラッシュ時は巨大都市として「小上海」や「小香港」とも言われるほどに成長したものの後に衰退。しかし時代を感じる建物や街並みに魅力を見出した多くの映画監督が九份をロケ地や舞台のモデルとして描き、再び人気が爆発!現在ではかつての町の活気を取り戻し、世界各国からたくさんの観光客が訪れる有名観光スポットへの進化したのです!
台北から九份までの道のり
九份はかつて金鉱だったことから分かる通り山間の丘陵部に位置していて、交通手段がある程度限られています。台北から行く場合、電車とバスまたはバス一本で行く、ツアーに参加する等が主な交通手段になります。どちらのルートで行くにせよ最終的に九份に行くには山の中の曲がりくねった道を車(バスやタクシーやレンタカー等々…)で移動することになるのですが、台湾のドライバーさんは結構な比率で運転が少々荒めです!(笑)荒めの運転と曲がりくねった道のりにより乗り物酔いしやすい人は現地に着くまでに具合が悪くなってしまうことも…!せっかくの九份に行くのに美味しいスイーツやお茶を楽しめないなんてもったいない!酔いやすい人もそうでない人も念のため九份に行くには酔い止めを服用した方が良さそうです!
まるで異世界!九份の街並み
九份に着いたらまず出迎えてくれるのがこの豪華絢爛な開成殿!道教寺院で台湾の中で海抜から最も高い位置にある寺院だそう。煌びやかな外見とは裏腹に雰囲気は思わず息を呑むような荘厳なもので礼節を持ってお参りをして自分の内側をすっきりさせたいような気持ちにさせてくれます。そこから階段を上がっていくと!皆さんお待ちかねの九份老街です!有名な赤い提灯がぶら下がる街並みは「千と千尋の神隠し」の雰囲気そのもの!アジアンファンタジーの世界に紛れ込んでしまったような感覚は非日常的でちょっと違った自分になれたような不思議な感覚になること間違いなしです!
古きよき市場の活気も!
スタジオジブリ作品「千と千尋の神隠し」の中にある街は、どこかおどろおどろしくも魅力のある、ちょっとダークな雰囲気を醸し出していましたが、実際の九份はむしろ活気に満ち溢れた地元の人々の商い根性を感じさせる明るい雰囲気!九份老街にあるたくさんの商店の軒先からは店員さんの「美味しいよ~!安いよ~!ちょっと試しに食べてみて!」という元気な呼び込みと共にあちらこちらから美味しそうなお菓子、おつまみ、お茶の試食・試飲が差し出されます!(笑)試食だけでお腹がいっぱいになってしまいそうなくらいの量と勢いにこちらが気圧されてしまうし、商売上手でチャーミングな店員さん達についついお財布の紐もゆるゆるに…!みなさんも買いすぎには注意ですよ~!
九份のゴールデンアワー
九份は夕暮れ、提灯に灯りが灯る頃が最も美しいと言われていますが、お昼の九份もとっても魅力的!なのでもし日帰りで九份を楽しむ場合はお昼過ぎくらいに九份に到着し、街歩き、お買い物やお茶をゆっくり楽しんで夕方以降に帰るのが良さそうです!町の規模はかなり小さめですがお茶屋さんがたくさんありゆったりできる場所が多いですし、公共トイレなどもあるのでお店を出て食べ歩きなどをしていても基本的に困ることはないので(コンビニもあります!)古きよき町のゆっくりとした時間を楽しみながら地元の人とたくさんコミュニケーションを取って「普段と違う自分」を見つけてみましょう!
九份で不思議な雰囲気を楽しむ まとめ
いかがでしたでしょうか?九份老街には千と千尋の神隠しグッズもたくさん販売されていたので、現地でグッズを買ってそれと一緒に写真を撮ったりするのもまた楽しいかもしれませんね!千と千尋の神隠し効果なのか、親日の方が多い国だからか、ちょっとした日本語を話そうとしてくれたりフレンドリーな地元の方々が多かった印象なので言葉の壁はあるもののあまり心配せずに気楽に訪れてみてくださいね!ただし!乗り物酔いには本当に本当に注意ですよ!(笑)備えあれば憂いなしです!