カナダ・トロントの期間限定移動式遊園地 〜CNE〜

カナダの期間限定移動式遊園地 CNE

カナダのトロントで毎年開催される移動式遊園地、カナディアン・ナショナル・エキシビション(CNE)は、楽しさが詰まった夏の恒例イベントです。140年以上の歴史を誇り、多彩なアトラクションやエンターテイメントが揃っています。美味しい食べ物やアート展示、スリリングな乗り物、ライブパフォーマンスなど、特別な体験ができる場所です。家族や友人と一緒に楽しむのにぴったりで、ぜひ訪れてみてください。今回は、そんなCNEについて詳しくご紹介いたします。

目次

CNEとは?

カナディアン・ナショナル・エキシビション

CNEは毎年、8月中旬から9月初旬までの約2週間、トロントで開催される期間限定のイベントです。1879年から続く伝統あるこのフェスティバルでは、アトラクションの他にも空軍の空中ショーや日本の出店のようなゲーム屋台が楽しめます。また、ホール内には多くの飲食店も出店しています。会場は「Canadian National Exhibition」として知られ、BMO Fieldの隣に位置しています。トロントの南西部にあり、Spadina駅からは510のストリートカー、Bathurst駅からは511のストリートカー、またはDufferin駅から29または929のバスでアクセス可能です。営業時間は基本的に朝10時から夜10時までですが、特定の日には深夜まで楽しむこともできます。パークは「The Kiddie Midway」と「Midway」の2つに分かれており、Kiddieエリアでは小さな乗り物や子供向けのゲームが楽しめます。一方、Midwayエリアでは大人向けのスリリングな乗り物や、景品をかけたボール投げゲームなどが揃っています。ぜひ、皆さんも訪れてみてください。

CNEの料金について

CNEのアトラクション

次に料金についてご案内いたします。全て税抜きの料金となります。入場券のみはCA$26.55ですが、オンラインで購入すると手数料が加わり、合計でCA$29.54となります。入場券だけでは、園内の乗り物を利用するためにライドクーポンが必要です。各乗り物には4~8枚のライドクーポンが必要で、4枚がCA$5、20枚はCA$22となります。また、「ライドオールチケット」という乗り物乗り放題のチケットもあり、こちらは入場券に加えてオンラインでのみ購入可能です。料金はCA$70.80に手数料CA$2.99が加わります。さらに、夕方5時以降に入園する方には、特定の日に限りCA$13で入場できるチケットもあります。こちらも日によって異なるため、事前に確認してください。夕方5時からでも十分に楽しめる遊園地ですので、ぜひ訪れてみてください。

お祭りの醍醐味のひとつ!ご飯編

CNEのフードコート
Food Vendor

CNEは遊園地として多くの人に知られていますが、人気の一つとして大きなフードコート「Food Vendor」もあります。ここには50以上の飲食店が出店しており、Tim Hortonsのようなチェーン店から、さまざまな地域の料理まで多彩なメニューが楽しめます。フードコートだけでなく、たくさんのフードトラックも出店しており、屋外での飲食も可能です。特に、海外で話題のピンクのドーナツも販売されており、遊園地を背景に撮影すれば、インスタ映え間違いなしです。ぜひ、遊びに来た際には美味しい食べ物も楽しんでみてください。

CNE名物!Sky Ride

CNE名物!Sky Ride
Sky Ride

CNEでよく見かける人気のアトラクションの一つが、スキーリフトのように遊園地を横断する「Sky Ride」です。この乗り物は6枚のチケットで利用でき、毎回長蛇の列ができるほどの人気を誇ります。夜に乗ると、ライトアップされた遊園地を上から眺めることができ、とても美しい景色を楽しめます。注意点として、Sky Rideは一つのリフトですが、降りる場所が反対側にあるため、元の位置には戻りません。そのため、乗り口が2カ所設けられています。夜に乗る方の多くは白い観覧車側、BMOスタジアム近くから乗ります。この側から乗ると、ダウンタウンの建物やCNタワーを見ながら楽しめるため、写真映えもします。反対側から乗ると、後ろにダウンタウンが位置し、写真が綺麗に撮れないことがあります。ただし、長い列に並ぶのが苦手な方は、空いている反対側から乗るのもおすすめです。ぜひ、素敵な景色を楽しんでください。

CNEのオススメアトラクション

CNEのEuroslide
Euroslide

最後に、CNEのおすすめアトラクションをご紹介いたします。まず一つ目は「Euroslide」です。このアトラクションでは、ビート板のような敷物に乗って速さを競うレースが楽しめます。最大6人まで同時に楽しめるので、友人や家族と盛り上がること間違いなしです。

Giant Wheel
Giant Wheel

次にご紹介するのは「Giant Wheel」です。この白い観覧車は、一見日本の観覧車と似ていますが、いくつかの違いがあります。速度は日本より少し早めで、降りる際に一旦観覧車が止まるため、他の人が降りる時はてっぺんで待つことになります。日本のようにゆっくり動くシステムではなく、止まって乗り降りするので、異なる楽しみ方ができます。また、2周ほど回るのも特徴で、常設の観覧車とは異なる一時的なものという点でもスリルを感じられます。CNEでは全ての乗り物が常設されているわけではなく、その場で組み立てられたものも多いので、少し怖さを感じるかもしれません。しかし、信じられないほど多彩なアトラクションとスリル満点の乗り物が揃っているので、ぜひ体験してみてください。海外らしい遠心力全開の乗り物も多く、刺激的な体験が待っています。もし旅行の期間と重なれば、ぜひ訪れてみることをおすすめします。

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