北欧の魅力溢れるコペンハーゲン
コペンハーゲンは、デンマークの首都であり、北欧の魅力が詰まった都市です。美しい運河や色とりどりの建物が並ぶ街並みは、訪れる観光客を魅了します。また、豊かな文化と歴史を感じられる場所が多く、観光名所や公園も充実しています。自転車文化が根付いており、市内を自転車で巡ることができるのも大きな魅力の一つです。コペンハーゲンは、歴史的な遺産と現代的なライフスタイルが調和した、訪れる価値のある都市です。
クリスチャンスボー城は歴史・政治の中心地

コペンハーゲンのクリスチャンスボー城は、原型である要塞が12世紀き築かれたのを起源とされ、その後も数世代にわたって改築されてきました。現在の建物は、クリスチャンスボーの名称が使用されてから3代目で起源とされる要塞が築かれてからは5代目にあたります。現在の建物は多くがネオ・バロック様式ですが、火災を免れたバロック様式の馬術場や、新古典主義様式の王宮礼拝堂も残っています。ただし、この礼拝堂は1992年の火災で焼失した後に再建されたものです。豪華な大広間と王室の玉座の間は、まるで昔の王族が今にも現れそうな感じで特に印象的です。クリスチャンスボー城は建物内だけでなく、外観も見逃せません。敷地内には緑豊かな庭園や中庭が点在しており、周囲の景観と美しく調和しています。散歩を楽しみながら、その壮麗な姿をじっくり堪能できます。クリスチャンスボー城は単なる観光地ではなく、デンマークの国会や最高裁判所、首相官邸がある場所としても重要な役割を担っています。政府施設が集まっているというとなんだか緊張感がありそうですが、訪れると、デンマークの政治や歴史に触れながらも、どこか温かい雰囲気も感じられます。
【クリスチャンスボー城】※2025年10月更新
●住所:Prins Jørgens Gård 5, 1218 København
●アクセス:地下鉄の最寄りの駅は(メトロM3・M4)「Gammel Strand」駅です
●営業時間:10時~17時 ※10月~3月は月曜日お休み※タワーの営業時間は異なります
●WEBサイト:https://denkongeligesamling.dk/en/christiansborg-palace/
火災の修復中のコペンハーゲン旧証券取引所

コペンハーゲン旧証券取引所は、国王クリスチャン4世の命により1619年に建設が始まり、オランダ・ルネサンス様式で設計されました。建物の象徴である、約56メートルの高さの“4頭の龍の尾が絡み合った尖塔”は、1625年に設置されました。約400年という長い歴史があるためデンマークの文化遺産の一つとなっていただけでなく、クリスチャンスボー城から徒歩数分の距離に位置するため観光客にも人気の観光地になっていました。しかし、2024年の4月16日に火災という悲劇があり、建物の象徴だった尖塔も崩落してしまいました。コペンハーゲン旧証券取引所の中には、歴史的価値の高い絵画や家具なども多数ありましたが、延焼が続く中で消防当局の隊員や商議所の職員や市民の協力で運び出しが行われました。大規模な火災だったため、2025年10月時点でも改修工事が行われ、完了までにまだ数年かかる見込みとされています。
デンマーク王室の住居、アマリエンボー宮殿

デンマークの首都コペンハーゲンの中心にある「アマリエンボー宮殿(Amalienborg Palace)」は、現在も王室の公邸として使用されているロココ様式の美しい宮殿です。18世紀半ばに貴族の邸宅として建てられた4棟の宮殿が八角形の広場を囲み、その中央には建設を主導したフレデリク5世の騎馬像が立っています。クリスチャンボー宮殿の火災後、1794年から王室の正式な居住地となりました。毎日正午に衛兵交代式が行われ、観光客にも人気の見どころです。内部の一部は「アマリエンボー博物館」として公開され、デンマーク王室の歴史や生活を垣間見ることができます。宮殿からは、海沿いにそびえる大理石教会(フレデリクス教会)やオペラハウスも望むことができ、王都コペンハーゲンらしい気品ある街並みを堪能できます。
【アマリエンボー博物館】※2025年10月更新
●住所:Amalienborg Slotsplads, 1257 København K
●アクセス:最寄りの駅は「Marmorkirken」(メトロM3・M4)駅です
●営業時間:10時~17時
景色も素晴らしいコペンハーゲン市庁舎

コペンハーゲン市庁舎は、デンマーク・コペンハーゲンの中心に位置する歴史的な建物で、市の政治と行政の中心地です。市庁舎が完成したのは1905年で、その壮大な外観と美しいデザインが特徴です。建物の外壁には緻密な彫刻が施されていて、訪れる人々を圧倒します。市庁舎の最も目を引くのは、高さ105メートルの市庁舎の塔。この塔はコペンハーゲンの市街地を見渡すことができ、特に展望台からの眺めは素晴らしいです。塔へ登ると、街の全景や美しい運河、さらには海まで一望でき、観光スポットとしても人気です。内部も魅力的で、市庁舎のホールは豪華な装飾が施されており、重要な市の行事や式典が行われる場所です。また、市庁舎内にはデンマークの有名な芸術家による美しい壁画や彫刻があり、デンマークの芸術や文化を感じることもできます。市庁舎周辺には、ショッピングエリアやレストランも多く、観光のついでに立ち寄ることができる便利な場所にあるので、コペンハーゲンを訪れる際には、ぜひその壮麗な建物を見学してみてください。
【コペンハーゲン市庁舎】※2025年10月更新
●住所:Rådhuspladsen 1, 1553 København K
●アクセス:メトロの市庁舎広場(Rådhuspladsen)駅に直結しています
●営業時間:9時~16時(月~金)9時30分~13時(土)※日曜は休館
●WEBサイト:www.kk.dk/brug-byen/raadhuset/information-om-raadhuset
コペンハーゲン観光では外せない、ニューハウン

ニューハウンは、色とりどりの家々が並ぶ美しい運河沿いのエリアで写真映えするため、コペンハーゲンの観光では外すことのできないスポットです。運河を遊覧するボートツアーも人気があり、船から見るニューハウンの景色は格別です。ニューハウンの景色は海外の景色のいい街並みを紹介する写真集や旅行雑誌などでも頻繁に使われています。 ニューハウンは、17世紀に商業港として発展し、当時から多くの商人や船乗りが集まり、賑やかな場所でした。運河の周りには、歴史的な建物が立ち並んでいて、今でもその当時の雰囲気を感じることができます。ニューハウンは、食事や飲み物を楽しむ場所としても有名で、多くのカフェやレストランが軒を連ね、地元の人々や観光客で賑わっています。また、ニューハウンは有名な作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンのゆかりの地のため、彼が住んでいた家もあり、彼の足跡を辿ることができる場所としても、多くの人々に親しまれています。アンデルセンがニューハウン内で最も長く過ごしたとされる20番地の家にはアンデルセンが住んでいたことを示す銘板(記念のプレート)が設置されています。

