北欧の魅力溢れるコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンの海の写真

コペンハーゲンは、デンマークの首都であり、北欧の魅力が詰まった都市です。美しい運河や色とりどりの建物が並ぶ街並みは、訪れる人々を魅了します。また、豊かな文化と歴史を感じられる場所が多く、観光名所や公園も充実しています。自転車文化が根付いており、市内を自転車で巡ることができるのも大きな魅力の一つです。コペンハーゲンは、歴史的な遺産と現代的なライフスタイルが調和した、訪れる価値のある都市です。

目次

クリスチャンスボー城は歴史・政治の中心地

クリスチャンスボー城
クリスチャンスボー城

コペンハーゲンのクリスチャンスボー城は、13世紀に建設が始まり、数世代にわたって改築されてきました。現在の建物は、1745年に完成したバロック様式の建物を基にしており、その後も何度か修復と拡張が行われています。豪華な大広間と王室の玉座の間は、まるで昔の王族が今にも現れそうな感じで特に印象的です。クリスチャンスボー城は建物内だけではなく、外観も見逃せません。美しい庭園に囲まれた壮大な建物は、周囲の自然とも調和しており、散歩するだけでも心地よい時間を過ごせます。庭園では、歴史的な建物と自然の景観が見事に組み合わさり、デンマークらしい落ち着いた雰囲気が感じられます。クリスチャンスボー城は単なる観光地ではなく、デンマークの国会や最高裁判所、首相官邸がある場所としても重要な役割を担っています。つまり、歴史的な背景だけでなく、今でも政治の中心地として使われています。訪れると、デンマークの政治や歴史に触れながらも、どこか温かい雰囲気を感じられます。

火災の修復中のコペンハーゲン旧証券取引所

コペンハーゲン旧証券取引所
コペンハーゲン旧証券取引所※火災前

コペンハーゲン旧証券取引所は1625年に当時、国を統治していたクリスチャン4世の要請を受け、オランダ・ルネサンス様式で建てられました。約56メートルの4頭の龍の尾の形をした尖塔が建物の象徴になっていました。約400年という長い歴史があるためデンマークの文化遺産の一つとなっていただけでなく、クリスチャンスボー城から徒歩数分の距離に位置するため観光客にも人気の観光地になっていました。しかし、2024年の4月16日に火災という悲劇があり、建物の象徴だった尖塔も崩落してしまいました。コペンハーゲン旧証券取引所の中には、歴史的価値の高い絵画や家具なども多数ありましたが、まだ火が消えていない中で消防当局の隊員や商議所の職員や市民の協力で運び出しが行われました。大規模な火災だったため、2025年2月時点でも改修工事が行われています。

デンマーク王室の住居、アマリエンボー宮殿

アマリエンボー宮殿
アマリエンボー宮殿

アマリエンボー宮殿は、デンマーク王室の公式な住居の一つです。1640年に建設が始まり、ロココ様式の美しい建物として完成しました。宮殿はコペンハーゲンの港に面していて、その壮麗な外観とともに、周囲の庭園も魅力的です。特に、広大な庭園は静かな散歩道が続き、四季折々の風景が楽しめる場所として観光客に人気です。宮殿内では、王室の歴史や文化を知ることができる部屋が多く公開されており、王室の生活を垣間見ることができます。豪華な寝室や王室の玉座の間、美術品の数々は、訪れる人々に感動を与えます。また、宮殿で行われる王室警備の交代式も見逃せません。毎日決まった時間に行われるこの式典は、格式高い伝統的な儀式で、観光名所としても人気です。アマリエンボー宮殿は、デンマーク王室の文化と歴史を感じながら、壮麗な建築と美しい庭園を楽しむことができる場所です。

景色も素晴らしいコペンハーゲン市庁舎

景色も素晴らしいコペンハーゲン市庁舎
コペンハーゲン市庁舎

コペンハーゲン観光では外せない、ニューハウン

ニューハウン
ニューハウン

ニューハウンは、色とりどりの家々が並ぶ美しい運河沿いのエリアで写真映えするため、コペンハーゲンの観光では外すことのできないスポットです。運河を遊覧するボートツアーも人気があり、船から見るニューハウンの景色は格別です。ニューハウンは、17世紀に商業港として発展し、当時から多くの商人や船乗りが集まり、賑やかな場所でした。運河の周りには、歴史的な建物が立ち並んでいて、今でもその当時の雰囲気を感じることができます。ニューハウンは、食事や飲み物を楽しむ場所としても有名で、多くのカフェやレストランが軒を連ね、地元の人々や観光客で賑わっています。また、ニューハウンは有名な作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンのゆかりの地のため、彼が住んでいた家もあり、彼の足跡を辿ることができる場所としても、多くの人々に親しまれています。

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