ベルリンの観光スポットを楽しみ尽くそう!②

前回に引き続き今回もドイツの首都・ベルリンの人気観光スポットをさらに4か所紹介しようと思います!今回は皆さんがご存知のあの「ベルリンの壁」やあの「ブランデンブルク門」もしっかりじっくり紹介しますよ!今年の年末年始休暇の旅行の目的地はベルリンでクリスマスマーケットを楽しみながらの観光地巡りで間違いなし!?
ブランデンブルク門

前回紹介したベルリン大聖堂から南東に向かって大通りを道なりに歩いていくと見えてくる大迫力の門!これこそがかの有名なブランデンブルク門です!その大きさは高さ26m、横幅65.5mもあり奥行きもなんと11mと段違いの規模感で、門の上には馬車と勝利の女神ヴィクトリアが堂々とした出立ちで圧倒的な存在感を出しています。ブランデンブルク門は元々、18世紀のはじめにベルリンから各地に向かう街道と要塞の壁が交差するところに設けられた18か所の関税門のうちのひとつでした。このほかにも有名な関税門には「ポツダム門」「ハンブルク門」「アンハルト門」「シレジア門」があり、どれも街道の先にある都市や地方の名前から門の名前がつけられています。ブランデンブルク門の場合はブランデンブルク辺境伯国がベルリンに遷都するまで、首都だったブランデンブルクに通ずる道を扼する役割を担っていたことから名づけられています。
ホロコースト記念碑

ブランデンブルク門の南側、ポツダム広場の近くには2005年5月に公開された、比較的新しいホロコーストで殺されたユダヤ人犠牲者のための記念碑があります。約1.9ヘクタールの敷地に規則的に並ぶコンクリート製の石碑2711基はそれぞれ幅約1m、奥行き2.38mあり、高さは20cm~4.5mまでさまざまです。その大きさやコンクリートの無機質さも相俟って犠牲になった方々の棺桶や墓標のように見える人も中にはいるかもしれません。地元の方々だけでなく多くの観光客もこの地を訪れ、皆さん思い思いに石碑の間を散策しています。(「人気」の観光地、というには語弊があるかもしれませんが…。)設計したのはアメリカ・ニューヨーク在住の建築家、ピーターアイゼンマンで、この石碑たちの地下部分にはホロコーストに関する情報センターがあり、ホロコースト犠牲者の氏名や資料などが展示されていて、戦争やホロコーストを体験していない世代の人々や、世界の未来を担う若者にとって、とても意味のある社会教育施設とされています。
ベルリンの壁(イーストサイドギャラリー)

ベルリンの壁・別名イーストサイドギャラリーは、1989年11月のベルリンの壁崩壊後、旧東ドイツ側の壁面に直接描かれた様々な絵画の総称です。「東西ドイツ(ベルリン)の分断の歴史を忘れないために、悲しい歴史を繰り返さないために」と西ドイツのアーティストの呼びかけで始まったプロジェクトで、総勢21カ国・118名の世界中のアーティストが参加し、高さ約3.5m・全長1.3kmの壁面に100作を超える絵画が描かれました。そして!ベルリンの壁というと皆さんがまず最初に思い浮かべるのはこの作品だと思います!この作品は、1979年に開かれた東ドイツ建国30周年の記念式典で、実際に撮影されたソ連の書記長ブレジネフと、東ドイツの書記長ホーネッカーがキスを交わした写真をもとに絵画を作成したもので、このキスは両国の友好の証として交わされたものと言われています。観光客の皆さんはこぞってこの作品の前で写真を撮りたがるので、筆者が訪れた際もちょっとした行列ができるほどでした!(笑)
チェックポイントチャーリー

チェックポイントチャーリー(Checkpoint Charlie)は、冷戦時代に東西ドイツの境目に設置されていた検問所です。具体的にはアメリカ統治地区(西側)とソ連統治地区(東側)の境界にあり、主にアメリカ統治地区(西側)の軍事関係者や外国人が徒歩・自転車で東西ドイツを行き来する際の検問所として使用されていました。ベルリンの壁が建設された1961年から、壁崩壊翌年の1990年ごろまで約30年にわたり設置され、東西ドイツの分断の象徴のひとつとされています。東西ドイツ統一後、2000年には検問所の小屋と関連する標識が改めて復元され、ベルリンで人気の観光地として多くの観光客が訪れ、写真撮影のスポットにもなっています!(ここもベルリンの壁同様に写真撮影のためのちょっとした行列ができるスポットでもあります。(笑))チェックポイントチャーリーのすぐ脇には、東側から西側へ脱出を試みた人々にスポットを当てた「チェックポイントチャーリー博物館」があり、こちらのお土産屋さんではベルリンの壁の一部が販売されていますので旅行の記念にぜひ!購入してみてはいかがでしょうか!
ベルリンの観光スポットを楽しみ尽くそう!② まとめ

いかがでしたでしょうか?前回と今回の記事で紹介した計8か所の人気観光スポットはどれもベルリンの中心地に集まっていてそれぞれの観光地へのアクセスの良さも抜群です!(もちろん博物館などをじっくり見て回ると数日はかかると思いますが移動時間は大幅に削減できます!)食に歴史に芸術に…とボリューム盛りだくさんな街・ベルリンですが、みなさんぜひ旅の計画の参考にしてみてくださいね!