ジャカルタで巡る厳選観光スポット6選

インドネシアの首都ジャカルタの街並み

「ジャカルタはインドネシアの首都なのに観光名所が少ない」と言われることもありますが、実際に訪れてみると、独自の魅力にあふれたスポットが点在しており、都市のエネルギーを肌で感じられます。インドネシアの首都として急速に発展を続けるジャカルタは、高層ビルが林立し、交通インフラも整備されつつあり、最近ではクレジットカードのタッチ決済が小さな店舗でも普及するなど、都市機能の近代化が進んでいます。人通りの多い街なかを歩いていると、活気ある市場や洗練されたショッピングモール、歴史を感じる建築などが混在し、観光とは一味違うリアルな都市体験ができるのが魅力です。今回は、そんなジャカルタの中でも特におすすめの観光スポットをご紹介します。

目次

東南アジア最大級のモスク、イスティクラル・モスク

イスタクラル・モスク
イスティクラル・モスク

イスティクラル・モスクは、東南アジア最大級のイスラム教礼拝所でジャカルタを代表する観光名所の一つです。1978年に完成したインドネシア独立(イスティクラル)を象徴する国家的記念建築で、近代的なデザインと壮大なドーム、広大な礼拝ホールが特徴です。最大で20万人を収容できるこのモスクは、金曜日の礼拝やラマダンの行事の際には多くの礼拝者でにぎわいます。隣接するカトリック大聖堂との調和も印象的で、宗教間の共存を象徴するスポットとしても知られています。観光地としても人気があり、イスラム建築や現代インドネシアの文化を学ぶ絶好の場所です。私が行った時にはスタッフと思われる方がガイドに付き添ってくれました。写真も色々と撮ってくれました。

【イスティクラル・モスク】

住所:Jl. Taman Wijaya Kusuma, Ps. Baru, Kecamatan Sawah Besar, Kota Jakarta Pusat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta

営業時間:4時~22時

電話番号:+62 21 3811708

歴史薫るゴシック様式のジャカルタ大聖堂

歴史薫るゴシック様式のジャカルタ大聖堂
ジャカルタ大聖堂

ジャカルタ大聖堂(正式名称:聖マリア被昇天大聖堂)は、インドネシアのローマ・カトリックの代表的な教会です。完成したのは1901年で、尖塔やステンドグラス、細やかな彫刻が美しい外観を構成し、ジャカルタの歴史的建築物のひとつとして親しまれています。イスタクラル・モスクのすぐ向かいに位置しており、宗教の垣根を越えた共存の象徴でもあります。内部には博物館も併設され、カトリックの歴史やインドネシアにおける宣教活動の歩みを学ぶことができます。イスティクラル・モスクとセットで観光してください。

【ジャカルタ大聖堂】

住所: Jl. Katedral No.7B, Ps. Baru, Kecamatan Sawah Besar, Kota Jakarta Pusat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta

営業時間:月~土 8時~20時※水曜休み、日 8時~15時

電話番号:+62 21 3519186

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バタビア時代を伝えるジャカルタ歴史博物館

ジャカルタ歴史博物館
ジャカルタ歴史博物館

ジャカルタ歴史博物館(別名:ファタヒラ博物館)は、インドネシアの首都ジャカルタ旧市街・コタ地区に位置する歴史ある博物館です。オランダ植民地時代の旧市庁舎を改装して1974年に開館し、17~19世紀の植民地時代の家具、地図、絵画、刑罰器具などを展示しています。特にオランダ統治下のジャカルタ(当時のバタビア)の様子を知る貴重な資料が多く、インドネシアの近代史に興味がある人には見逃せない場所です。館内には当時の牢屋跡も残されており、歴史の重みを肌で感じることができます。周囲のファタヒラ広場も含め、観光や歴史散策におすすめのスポットです。ファタヒラ広場の周辺は地元の方達でとても賑やかな様子でした。

住所:Jalan Taman Fatahillah No.1, Pinangsia, Kec. Taman Sari, Kota Jakarta Barat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 11110

アクセス:トランスジャカルタ1号線「Kota」停留所より徒歩5分

営業時間:9~15時※月曜休み

 

市街を一望できる独立の象徴モナス

市街を一望できる独立の象徴モナス
モナス

モナス(Monas、正式名称:国家記念塔)は、インドネシアの独立を記念して建てられたジャカルタの象徴的モニュメントです。高さ132メートルの塔は、インドネシア独立の精神を象徴しており、頂上には純金で覆われた炎の彫刻が輝いています。1975年に一般公開され塔の下部には独立戦争に関する展示がある博物館が併設されており、当時の貴重な資料を見れます。エレベーターで展望台まで登ると、ジャカルタ市街を一望することができ、夕暮れ時の眺望は特に人気です。イベントや国家的な記念日などの際に特別なライトアップをされることが多く、観光客以外に地元の方達も多く訪れます。

日本文化の街のランドマークブロックMスクエア

日本文化の街のランドマークブロックMスクエア
ブロックMスクエア

ブロックMスクエア(Blok M Square)は、ジャカルタ南部のブロックM地区にある大型ショッピングモールで、地元の方や観光客にとって人気の買い物・食事スポットです。多様な商品が手頃な価格で手に入る庶民的なモールとして知られ、衣料品、アクセサリー、日用品、アンティーク雑貨、さらには中古レコードや本まで、幅広いジャンルの店が並んでいます。日本人街「リトル東京」にも近く、和食レストランやカラオケ、バーなども充実しているため、日本からの観光客や在住者にも親しみやすいエリアです。また、モール内にはローカルなフードコートもあり、ナシゴレンやサテなどインドネシア料理を気軽に楽しむことができます。最近ではお洒落なカフェが多くあり、地元の方にも大人気の行列店を何店も見かけました。

タマン・ミニ・インドネシア・インダーで多文化を体感

タマン・ミニ・インドネシア・インダー
タマン・ミニ・インドネシア・インダー

タマン・ミニ・インドネシア・インダーは、インドネシアの多様な文化や伝統を一か所で体験できる広大なテーマパークで、ジャカルタ東部に位置しています。開園は1975年で施設の名前は「美しいインドネシアの小さな庭園」という意味です。インドネシア各地の伝統家屋を再現したパビリオンが州ごとに設置されています。園内には伝統衣装、工芸品、民族音楽、舞踊、さらには宗教施設や博物館、子供向けの遊園地、ミニチュアのインドネシア地図を囲む湖などもあり、家族連れや文化に興味のある旅行者に人気の観光スポットです。2020年代にかけて再整備も進められ、施設全体がより現代的で訪れやすくなっています。子供連れでジャカルタに来た方には特におすすめです。タマン・ミニ・インドネシア・インダーがどんな施設なのかを例えると、海外の建築ではなく、インドネシア各地の伝統家屋を再現した東武ワールドスクエアのようなスポットです。広い施設なので私はレンタルサイクルを利用しました。レンタルする際にパスポートが必要なので注意が必要です。写真は以前のものですが、2023年9月にリニューアルオープンしました。

【タマン・ミニ・インドネシア・インダー】

住所:Jl. Taman Mini Indonesia Indah, Ceger, Kec. Cipayung, Kota Jakarta Timur, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 13820

市内中心部からタクシーで約40分程です。

営業時間:6~19時(施設により異なる)

公式サイト:tamanmini.com/taman_jelajah_indonesia/

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