モロッコで絶対行きたいおすすめの街5選!

モロッコの砂漠をラクダで巡る様子

北アフリカにあるアラブの国なのに、歴史的背景からフランスの香りが漂う国、それがモロッコ。モロッコはアラビア語で「マグレブ」と言い、日が沈む事、日が沈む場所という意味があります。日本からの直行便がなく、文化も全く違うので、ちょっと遠い存在に感じますが、実はおしゃれでセンスが良い雑貨、タジンやクスクスといった美味しい食事、美しい自然などが楽しめる、おすすめの旅行先です。また異国情緒をたっぷり感じられるスポットも多く、訪れる人をを飽きさせる事がありません。モロッコはアフリカの中で観光客にも人気の国です。

目次

モロッコの経済の中心地<カサブランカ>

モロッコのカサブランカのハッサン二世モスク
カサブランカのハッサン二世モスク

モロッコの空の玄関口と言えるカサブランカは、モロッコ最大の都市で、経済の中心地。特筆すべき観光スポットはあまり多くありませんが、ぜひ見ておきたいのが「ハッサン二世モスク」です。モスクとはイスラム教徒がお祈りをするために集まる場所。一般的にモスクの中に異教徒が入る事はできませんが、このモスクは入場料を払って内部を見学する事ができます。前国王のハッサン二世の命により、総工費800億円をかけ、1993年に完成した比較的新しいモスクです。 外観で目を引くのはお祈りの時間を告げるための塔で、高さ200mあり、国内最大級。内部は、国内有数の職人を集めたというだけあり、緻密で美しい装飾に目を奪われます。

モロッコで一番お洒落と言われる街<マラケシュ>

マラケシュのジャマエルフナ広場
マラケシュのジャマエルフナ広場

モロッコ第4の都市マラケシュは、旧市街全体が世界遺産に登録されています。大道芸で知られるジャマエルフナ広場、フォトジェニックなマジョレル庭園、新名所のイブサンローラン美術館など見所いっぱい。モロッコの中でもフランスの香りが強く、おしゃれな店やレストラン、宿泊施設などが多い事で知られています。中でも絶対に行って頂きたいのが「「ジャマエルフナ広場」。2009年に「ジャマエルフナ広場の文化空間」という名称で世界無形遺産に登録されています。夕方になると次々に屋台が開き、美味しそうなモロッコ料理が味わえます。広場ではジャマエルフナ広場の代名詞でもある大道芸人が、ジャグリングやヘビ使い、太鼓の演奏などを披露。食べ歩きと大道芸が楽しめる、特別な空間はマラケシュならではの楽しみです。

旧市街全体が世界遺産の古都<フェズ>

フェズの皮なめし工房(タンネリ)
フェズの皮なめし工房(タンネリ)

モロッコ最初のイスラム王朝がつくったフェズの街。メディナと呼ばれる旧市街全体が世界遺産に登録されています。8つの門を持つ市壁に囲まれた旧市街の中は、まるで迷路のように入り組んでいます。まずはメインゲートとなる「ブージュルード門」からスタートしましょう。旧市街の中は、イスラム芸術の宝庫と言われるイスラム神学校や、モロッコの皮製品のお店や皮なめしが見られるタンネリなど、見所たっぷり。特に500年以上の歴史を持つ公共施設でもあるタンネリは、羊、ヤギ、牛、ラクダなどの皮をなめして、着色していく様子が見られる特別な場所です。場所は少し分かりにくいですが、お店の人にタンネリ?と聞けば教えて貰えます。フェズでは、観光客を見ると自称ガイドが現れて、勝手に案内して後からチップを要求という王道パターンは避けられませんが、強い態度または完全無視で乗り切りましょう。

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街のすべてが写真映えスポット<シャフシャウエン>

青い街シャフシャウエン

青い街として知られる「シャフシャウエン」。フェズから車で3時間半はかかるので、時間が無ければ日帰り、時間があれば1泊はしたい素敵な街です。山の斜面につくられた街の旧市街は、壁やドア、階段などが涼し気な青色で塗装されていて幻想的な雰囲気。スペインのアンダルシアから来たユダヤ人が宗教的に神聖とされる青色に街を塗ったのが始まりだと言われています。街のあちこちに写真映えスポットがあるので、自由気ままに散策を楽しみましょう。また、フェズやマラケシュでの強引な客引きやお土産屋さんとは違い、シャフシャウエンはお買い物しやすいのでゆっくり品定めできます。モロッコ旅行のほこりスポットとしてぜひ立ち寄っていただきたい場所です。

サハラで最高のサンセットを<メルズーガ>

モロッコのサハラ砂漠の日の出
サハラの日の出

アラビア語でサハラは砂漠、荒地という意味。日本語で言うサハラ砂漠だと、砂漠砂漠になってしまうので、ここではモロッコらしく、サハラと呼びたいと思います。サハラはアフリカ大陸の1/3を占め、モロッコ、エジプト、チュニジアなど11の国にまたがっている広大な砂漠。モロッコでの砂漠体験は、モロッコ南東部にあるメルズーガがおすすめです。メルズーガ砂丘のオレンジ色の砂が刻々と色を変えていくサンセットの美しさは、筆者の脳裏に焼き付いて離れません。 宿泊施設もあり、ラクダに乗って砂漠を歩いたり、バギーに乗ったりというアクティビティや、サンセット、星空観賞、日の出を見たりと様々なプランが用意されています。マラケシュからは、アトラス山脈を越えて名所を巡りながらメルズーガまで行く2泊3日ツアーなども催行されています。

モロッコで絶対行きたいおすすめの街5選!まとめ

モロッコの土産物屋
モロッコの雑貨屋さん

モロッコでぜひ訪れて欲しい街や村をご紹介しました。広大なモロッコをしっかりと楽しみたければ、最低でも1週間から10日は必要。タジン鍋で知られるタジンや、クスクスといった煮込み系の料理は日本人の口にも良く合います。特に最近注目されているのが、中庭がついたお洒落な宿泊施設「リヤド」。モロッカンスタイルの内装に、フランス風のテイストが合わさったお洒落さが女子旅に人気です。また、バブーシュをはじめとする革製品、陶器類、カゴバッグ、アルガンオイル、スパイスなどお土産のバリエーションも豊富。自然豊かで、文化的にも魅力溢れるモロッコにぜひ足を運んでみて下さい!

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