ミャンマーの最大都市ヤンゴンのおすすめ観光スポット5選

ミャンマーの最大都市ヤンゴンのおすすめ観光スポット5選のアイキャッチ

ミャンマー最大の都市ヤンゴンには、歴史と文化を感じられる観光スポットがたくさんあります。黄金に輝く仏塔や巨大な寝釈迦仏、イギリス統治時代のコロニアル建築まで、その見どころは実に多彩です。市民の憩いの場にもなっている公園やモニュメントもあり、観光客も地元の人たちの日常に触れられるのがヤンゴン観光の魅力。今回は、ヤンゴンを訪れたらぜひ足を運んでほしい5つのおすすめスポットをご紹介。ミャンマーの観光地で「パヤー」や「パゴダ」と出てきますが、パヤーはミャンマー語でパゴダは英語です。また、意味合いも少し違いパヤーは仏教施設全般のニュアンスで寺院や仏像や仏塔など広い範囲で使いますが、パゴダは主に仏塔に限定的に使用します。

目次

地元の人たちの憩いの場ヤンゴンの独立記念碑

ヤンゴンの独立記念碑
ヤンゴンの独立記念碑

ヤンゴンの中心部にある「独立記念碑(Independence Monument)」は、観光の途中でぜひ立ち寄りたい場所です。場所は「マハバンドゥーラ公園」の真ん中。白くてとても高いオベリスク型の塔が目印で、遠くからでもすぐに分かります。独立記念碑は、ミャンマーがイギリスから独立した1948年を記念して建てられました。高さは約46メートルもあって、なかなか迫力がありますよ。周りには芝生が広がっていて、噴水もあって気持ちがいい場所です。のんびり散歩している地元の人もたくさんいます。塔の足元には「チンテー」というミャンマーの伝統的な守り神のライオン像がいて、これもまた見どころのひとつ。ヤンゴン市庁舎や旧最高裁判所など歴史的な建物にも囲まれていて、ヤンゴン観光のスタートにもぴったりです。

伝統とコロニアル様式が融合したヤンゴン市庁舎

ヤンゴン市庁舎
ヤンゴン市庁舎

ヤンゴンの中心部を歩いていると、ひときわ目立つ白い建物があります。それが「ヤンゴン市庁舎(Yangon City Hall)」です。この建物は、ミャンマーの伝統的な装飾とイギリス植民地時代の建築スタイルを組み合わせたデザインで、屋根の部分には「ピャッタ」と呼ばれるミャンマー特有の多層屋根が取り付けられ、細かな彫刻が施されています。現在もヤンゴン市の行政を司る建物として使われていますが、実はこの市庁舎、観光客だけでなく地元の人たちにとってもなじみの場所。公園で休んだり、噴水のそばで友達とおしゃべりしたりと、のんびり過ごせるエリアの一部になっています。市庁舎自体は中に入れませんが、外から眺めるだけでも十分楽しめます。

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2500年以上前に建てられたと言われるスーレー・パヤー

スーレー・パヤー
スーレー・パヤー

ヤンゴンのど真ん中に立つ「スーレー・パヤー(Sule Pagoda)」は、観光客にも地元の人にも親しまれている仏塔です。高さは約46メートルで、八角形の独特な形をしています。実はこの形、建立当初から変わっていないといわれ、伝承では2500年以上前に建てられたとも言われています。シュエダゴン・パゴダよりも古いと言われることもあり、ヤンゴンの歴史とともに歩んできた存在です。塔の中には仏像が安置されており、参拝者が絶えません。夜にはライトアップされ、金色に輝く姿がとても幻想的。周囲は交通の中心地で、市庁舎や旧最高裁判所にも囲まれています。近くには地元の人たちが座っておしゃべりするスペースもあり、単なる観光地ではなく、ヤンゴンの日常を感じられる場所でもあります。 スーレー・パヤーの周囲にたくさんの鳩がいたのが印象に残っています。

【スーレー・パヤー】

住所:Junction of Sule Pagoda Road & Maha Bandula Road, Kyauktada Township, Yangon

営業時間:4時~22時

 

巨大寝釈迦仏の迫力が凄いチャウタッジー・パヤー

チャウタッジー・パヤー
チャウタッジー・パヤー

ヤンゴン観光でぜひ訪れたいのが、「チャウタッジー・パヤー(Chaukhtatgyi Paya)」です。ここには、全長約66メートルもある巨大な寝釈迦仏が安置されています。最初に見たときは、その大きさに誰もが驚くはず。仏像の顔はとても優しく微笑んでいて、特徴的な長いまつ毛や、ガラス製の大きな瞳が印象的です。また、足の裏には108の吉祥模様が描かれていて、これも見逃せません。

チャウタッジー・パヤーの巨大な寝釈迦仏
巨大な寝釈迦仏

現在の仏像は1966年に完成したもので、もともとの仏像は老朽化のために修復・再建されました。巨大な屋根付きの建物の中にあるので、雨の日でも安心して見学できます。観光客だけでなく、地元の人たちもお祈りに訪れる場所なので、現地の生活に触れられる貴重な体験ができますよ。建物自体は広くは無いので気軽に観光に行ける場所です。なんだか周囲の雰囲気ものんびりとしていて長閑な雰囲気の場所でした。向かう際はタクシーを使いました。

【チャウタッジー・パヤー】

住所:Shwegondine Road, Bahan Township, Yangon

アクセス:シュエダゴン・パゴダからタクシーで10~15分程

営業時間:6時~20時

黄金に輝くシュエダゴン・パヤー、ヤンゴン観光の定番スポット

シュエダゴン・パヤー
シュエダゴン・パヤー

ヤンゴンといえば、やっぱり「シュエダゴン・パヤー(Shwedagon Paya)」です。高さ約99メートルの黄金の仏塔は、街のどこからでも見えるヤンゴンのシンボル。2500年以上前に建立されたとも言われるほど歴史があり、ミャンマーで最も神聖な仏塔とされています。仏塔の中にはブッダの遺髪が納められていると伝えられ、地元の人たちはもちろん、世界中から参拝者が訪れます。塔全体は金箔で覆われ、てっぺんにはダイヤモンドやルビーなど宝石が飾られているのも有名です。

シュエダゴン・パヤーの黄金のパゴダ
シュエダゴン・パヤーの黄金のパゴダ

周囲には礼拝用の小さな祠堂や仏像が並び、八曜守護塔(曜日ごとの祠)に水をかけて祈る風習も見られます。朝は僧侶の読経が響き、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気に包まれます。明るい時間帯と夜のそれぞれの時間に訪問をするのもおすすめです。シュエダゴン・パヤーは、観光だけでなく、地元の人たちの日常や祈りの風景を体験できる貴重な場所でヤンゴンに来たら絶対に外せない観光スポットですよ。裸足での観光になるため、暑い時間帯の昼間に訪れる際は、足の火傷に注意してください。黄金のパゴダだけではなく、周囲の建物なども魅力的です。

【シュエダゴン・パヤー】

住所:Shwedagon East Gate, West of Royal Lake, Yangon

アクセス:スーレー・パヤーやヤンゴン中央駅から車で約10~20分

営業時間:4時~22時

公式サイト:https://shwedagonpagoda.com/

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