プラハ旧市街の観光名所の絶景は生涯の記憶に残る

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プラハ旧市街は、石畳の路地や赤い屋根の家並みが続く歴史地区で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。旧市街広場を中心に、ゴシックやバロック、アール・ヌーヴォーといった多様な建築が立ち並び、街全体が屋外博物館のような雰囲気です。私がプラハに行ったのは年末だったのでまだ街にクリスマスの装飾が残っていてとても綺麗でした。昼間もいいですが、観光の時間帯が限られている場合は夜をおすすめします。幻想的で、童話の世界ってこんな感じなのかなと普段は考えもしないことを思ったりしました。今回紹介する場所は、まずは旧市街広場を目指して来て頂ければ全て徒歩で周れます。

目次

プラハ旧市街と城下町をつなぐカレル橋

カレル橋
カレル橋

「カレル橋」は、プラハ旧市街と対岸のマラー・ストラナ地区を結ぶ石造のアーチ橋で、プラハ観光の代表的なスポットのひとつ。建設が始まったのは1357年。神聖ローマ皇帝カール4世の命によって築かれ、かつては王の戴冠式の行列が通る「王の道」の一部として使われていました。橋の全長は約520メートル。車両は通行できず、現在は歩行者専用の橋として開放されています。橋の上には17世紀から18世紀にかけて設置された30体の聖人像が並び、そのうち最も有名なのがチェコの守護聖人ヤン・ネポムツキー像です。像の台座に触れると幸運が訪れるという言い伝えもあり、観光客に人気の撮影スポットになっています。その後に幸運が訪れたかどうかは分かりませんが、私も一応、触れてみました。橋の上では音楽演奏や絵画の販売も行われいて、日中はとても賑やかです。朝や夕方は比較的静かで、橋の全景や周囲の街並みをじっくり眺めるのにぴったりです。

空にそびえる黒い双塔、ティーン教会

世界遺産プラハ旧市街のティーン教会
ティーン教会

プラハ旧市街の中心、旧市街広場に堂々と構える「ティーンの前の聖母教会」は、鋭くそびえる黒い双塔がひときわ目を引くゴシック建築です。14世紀に建設が始まり、完成までに1世紀以上もかかったようです。塔のデザインは左右非対称で、それぞれ「男性性」と「女性性」を象徴しているという説もあるそうです。広場から見ると上部だけが突き出して見える独特の構造となっています。ティーン教会の内部に足を踏み入れると、ゴシックの骨格にバロック様式の装飾が融合した空間が広がり、天井画や金色の祭壇装飾、ステンドグラスが訪れる人の目を引きます。また、16世紀の天文学者ティコ・ブラーエの墓所があることでも知られ、歴史ファンにも人気のスポットです。

【ティーン教会】

住所:Celetna 5, 110 00 Praha 1

アクセス:旧市街広場からすぐ

営業時間:10~12時・15時~17時(火~土)、10時~12時(日)※月曜休み

WEBサイト:http://www.tyn.cz

600年以上動き続けるプラハ天文時計

プラハ天文時計
プラハ天文時計

旧市街広場の南側に建つ旧市庁舎の壁に取り付けられた「プラハ天文時計(オルロイ)」は、1410年に設置された世界最古級の天文時計。設計したのは天文学者ミクラーシュ・カダンとヤン・シンデル。以来600年以上にわたり、時を刻み続けています。時計は3つのパートでできていて、最上部には「使徒の行進」と呼ばれる人形劇の仕掛けが毎時00分に作動します。2階部分の天文盤は、太陽や月の位置、星座、旧暦などを示す複雑な構造で、下部にはカレンダーディスクが取り付けられ、月日と祝日を表示します。毎時00分に多くの観光客が時計の前に集まり、からくり人形の動きを見守ります。時計の演出は1分ほどで終わりますが、見ごたえがあります。天文時計が取り付けられている旧市庁舎の塔には展望台もあり、エレベーターで上がれば旧市街を360度見渡すことができます。プラハ観光では定番の立ち寄りスポットなので、登るのをおすすめします。旅先では高いところからの展望スポットは多くありますが、ここからの景色は一味違います。

【プラハ天文時計】

住所:Staroměstské náměstí 1 / 1‑3, 110 00 Praha 1

アクセス:地下鉄A線「Staroměstská(スタロメスツカー)」駅から徒歩約5分

営業時間:9時~22時※月曜のみ11時~

 

かつては火薬の保管庫だった火薬塔

火薬塔
火薬塔

プラハ旧市街の入り口にそびえる「火薬塔(Prašná brána)」は、15世紀に建てられたゴシック様式の塔で、かつて王の戴冠式の行列がここを通ってプラハ城へと向かいました。名前の由来は、17世紀に火薬の保管庫として使われていたことから。その黒ずんだ外壁が時代の重みを感じさせます。塔の高さは約65メートルで、内部の螺旋階段を登ると、プラハの旧市街を一望できる展望台にたどり着きます。美しい赤瓦の屋根や、歴史的な街並みが広がる景色はまさに絶景。建物自体はゴシック様式の重厚なデザインながら、繊細な彫刻や装飾が施され、建築好きにもおすすめのスポットです。私が旧市街広場を訪れた時は、そこから見えた黒い塔が気になって、自然と足がそちらへ向かっていました。Celetná(チェレトナー)通りを進むと、次第にその存在感が大きくなり、やがて目前に現れたのが「火薬塔」でした。

【火薬塔】

住所:Na Příkopě / naměstí Republiky 5, 110 00, Old Town, Prague 1

アクセス:地下鉄B線「Náměstí Republiky」駅から徒歩

営業時間:10時~18時(1月~3月)、10時~19時(4月~5月)、9時~20時30分(6月~9月)、10時~18時(10月~11月)、10時~19時30分(12月)

WEBサイト:https://prague.eu/cs/objevujte/prasna-brana/

市民会館 ― アール・ヌーヴォー建築の代表格

市民会館
市民会館

旧市街の東端、火薬塔の隣に建つ「市民会館」は、1912年に完成したプラハを代表するアール・ヌーヴォー建築です。外観は丸みを帯びた装飾やモザイク画、彫刻で彩られ、華やかさと格調高さを兼ね備えています。正面上部の大きなモザイクは画家アルフォンス・ミュシャが手がけたものとして有名です。内部にはレストランやカフェ、展示ホールがあり、市民の文化活動の拠点として親しまれています。なかでも「スメタナ・ホール」はクラシック音楽の演奏会場として世界的に知られ、プラハの春音楽祭のメイン会場にもなっています。旧市街広場から市民会館までの道には多くの土産物屋さんなどのショップが連なる綺麗な街並みでとてもいい雰囲気です。

【プラハ市民会館】

住所:Náměstí Republiky 5, 110 00 Praha 1,

アクセス:地下鉄B線(黄色)「Náměstí Republiky(共和国広場)」駅よりすぐ

営業時間:10時~19時

公式サイト:https://www.obecnidum.cz/

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