アメリカ南部テキサス州のおすすめ観光スポット5つを紹介

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アメリカ南部に位置するテキサス州は、全米でアラスカに次いで2番目に広い面積を誇り、都市と自然、歴史と最新技術が融合する多彩な魅力にあふれています。広大な州内には、個性豊かな街やユニークな観光スポットが点在し、訪れる地域によってまったく異なる風景と体験が楽しめます。そんなテキサスでおすすめの観光名所5か所を厳選してご紹介します。

目次

キャデラックが地面に突き刺さったキャデラックランチ

キャデラックランチ
キャデラックランチ(photo by 写真AC)

テキサス州アマリロの郊外に突如現れる、地面に垂直に突き刺さった古いキャデラック10台。これが「キャデラック・ランチ」と呼ばれる現代アート作品です。1974年にアート集団「アンチ・ファーム」によって制作されたもので、車体は年代順に並び、全て前方が地中に埋まっています。訪れた人がスプレーでペイントを重ねることが認められており、車体は常にカラフルに変化。落書きOKという珍しいルールがユニークで、観光客も思い思いにペイントを楽しんでいます。アクセスはハイウェイ沿いの広大な牧草地の中。駐車場から歩いて数分で到着でき、入場無料。写真撮影やアート体験の場としても人気が高く、旅の途中に少し立ち寄るだけでもしっかり記憶に残るスポットです。キャデラック・ランチは観光施設として整ったような場所ではなく、独特な雰囲気を楽しむための、気軽なロードサイド・アトラクションといったような場所です。常設の店がある訳ではないのでペイントをしたい方は、スプレーは持参した方がいいです。

【キャデラック・ランチ】※2025年10月更新

住所:13651 I-40 Frontage Rd, Amarillo, TX 79124

アクセス:I-40高速道路のサービスロード沿いにあり、アマリロの西にあります。

営業時間:24時間

WEBサイト:www.facebook.com/1974cadillacranch/

トリニティ川をまたぐ二本の橋

ロナルドカークブリッジ
マーガレット・ハント・ヒル・ブリッジとロナルドカークブリッジ(photo by 写真AC)

トリニティ川をまたぐ「マーガレット・ハント・ヒル・ブリッジ」は、ダラスの新しいシンボルとして注目を集める美しい橋です。巨大な白いアーチが優雅な曲線を描くこの橋は、スペイン出身の世界的建築家サンティアゴ・カラトラバが設計を手がけ、2012年に開通しました。全長570メートルの車道橋で、トリニティ・リバー・プロジェクトというダラスの大規模再開発計画の一環として建設されたものです。近未来的なデザインは遠くからでも一目でわかるほど、インパクトがあります。この橋のすぐ隣に並ぶのが、かつての車道橋を歩行者用に整備した「ロナルド・カーク・ブリッジ」。ベンチや芝生スペース、アートオブジェなどが配置され、市民の憩いの場として親しまれています。休憩できる場所の整ったロナルド・カーク・ブリッジから、美しいマーガレット・ハント・ヒル・ブリッジを眺めて撮影するのが観光の定番。特に夕方から夜にかけては、夕焼けやライトアップされた橋を背景に撮影する人が多く、絶好のフォトスポットになっています。

リバークルーズが人気のサンアントニオ・リバーウォーク

サンアントニオ・リバーウォーク
サンアントニオ・リバーウォーク(photo by 写真AC)

サンアントニオリバーウォークは市内を流れるサンアントニオ川沿いに整備された遊歩道で、レストランやショップ、ホテルが並び、四季折々の風景を楽しみながらゆったりと散策できます。石畳の道やアーチ橋が続く景観はまるでヨーロッパの水辺都市のよう。昼間はカフェでのんびり、夜はライトアップされたロマンチックな雰囲気が魅力です。観光客に人気の「リバークルーズ」に乗れば、歴史や建物についてのガイド付きで川から街を眺めることもできます。中心地から徒歩ですぐアクセスできるので、旅の合間の散歩にもぴったり。ショッピングやグルメ、アートなど、さまざまな楽しみ方ができる癒しの観光スポットです。公式サイトでは様々なイベントなどが紹介されているので訪問を計画している方はチェックしてください。

【サンアントニオリバーウォーク】※2025年10月更新

住所:849 E Commerce St, San Antonio, TX 78205

※リバーウォーク沿いにある商業施設「ショップス・アット・リバーセンター」の住所です

アクセス:ダウンタウンの主要な観光スポット(アラモなど)から徒歩でアクセス可能です。

営業時間:遊歩道は24時間開放されています

WEBサイト:www.thesanantonioriverwalk.com/

SF好きは必訪、スペースセンター・ヒューストン

NASAジョンソン宇宙センター
スペースセンター・ヒューストン(photo by 写真AC)

ヒューストンにあるNASAジョンソン宇宙センターは、アメリカの宇宙開発を支える中枢機関のひとつ。隣接する公式ビジターセンター「スペースセンター・ヒューストン」から入場すれば、一般観光客も本物の訓練施設やロケット、月面車などの展示を間近に見ることができます。見学には、館内展示のほか、NASA職員が勤務する施設を巡る「トラムツアー」への参加が必須。事前予約やチケット購入は公式サイトから可能で、人気のため早めの確保がおすすめです。館内ではアポロ計画やISS(国際宇宙ステーション)の歴史に触れられるほか、子ども向けの体験コーナーも充実。SF作品の映画が好きな方にはワクワクする内容が満載です。

【スペースセンター・ヒューストン】※2025年10月更新

住所:1601 E NASA Pkwy, Houston, TX 77058

アクセス:ヒューストンのダウンタウンから車で約30~40分

営業時間:主に10時~17時(18時)ですが、日によって異なります。コチラから確認できます。

WEBサイト:https://spacecenter.org/

ヒューストン・アストロズの本拠地ダイキン・パーク

ミニッツ・メイド・パーク
ダイキン・パーク(photo by 写真AC)

ヒューストンのダウンタウン東部にある「ダイキン・パーク」は、メジャーリーグ・ヒューストン・アストロズの本拠地。屋根付きの近代的な野球場で、試合観戦が王道ですが、チケットなしでも楽しめる工夫が詰まっています。以前はミニッツ・メイド・パークの名称でしたが、2025年1月から名前が変わりました。日本でも趣向を凝らした野球場が出てきていますが、メジャーリーグの球場はボールパークと言われて単なる試合会場というよりも一日中楽しめる体験型レジャー施設として運営されていることが多いです。ダイキン・パークの外周にはユニオン駅時代の駅舎を活用したクラシカルなエントランスがあり、写真映えするスポットとして人気。敷地内にはアストロズのグッズショップや、スタジアムの歴史を紹介する展示コーナーもあり、開場時間中であれば試合チケットがなくても入場できるエリアがあります。また、野球がない日にはガイド付きスタジアムツアー(有料)も開催され、選手のロッカールームや記者席、グラウンド近くまで見学できる貴重な体験が可能。メジャーリーグの野球に詳しくない方でも楽しめます。

【ダイキン・パーク】※2025年10月更新

住所:501 Crawford St, Houston, TX 77002

アクセス:メトロのグリーンライン・パープルラインのコンベンション・ディストリクト駅(Convention District Station)から徒歩約5~6分

営業時間:施設や試合スケジュール等によって異なります

WEBサイト:https://www.mlb.com/astros/ballpark/

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