シカゴのおすすめ観光スポットとグルメも紹介

アメリカ中西部の都市シカゴは、近代建築の発祥地として知られ、ニューヨークや香港に次ぐ世界有数の超高層ビル数を誇る「摩天楼の街」ですが、自然・芸術・グルメがぎゅっと詰まった旅先です。ミシガン湖畔に広がる街並みは、摩天楼と水辺の風景が織りなすダイナミックな美しさ。今回は、シカゴを初めて訪問する方にぜひおすすめしたい観光名所を5つ厳選して紹介します。最後には、旅行中に絶対外せない名物グルメもご紹介。
「ザ・ビーン」で有名なミレニアム・パーク

シカゴ観光で外せないランドマークの一つが、ダウンタウンの中心に広がるミレニアム・パークです。開園は2004年と比較的新しく、市民の憩いの場でありながら、アートと建築、自然が融合した都市公園です。特に有名なのが「クラウド・ゲート」と呼ばれる巨大な豆型の金属製オブジェ。このオブジェは形から通称「ザ・ビーン」と呼ばれることが多いです。「ザ・ビーン」の鏡面にはシカゴの街並みや空が映り込み、SNS映えするフォトスポットとして大人気です。また、野外音楽堂「ジェイ・プリツカー・パビリオン」では夏季を中心に無料コンサートも開催され、芝生に座って音楽を楽しむのも贅沢な時間。春から秋にかけては花々が咲き誇り、冬にはスケートリンクが登場するなど、四季を通じてさまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。
【ミレニアム・パーク】※2025年10月更新
住所:201 E. Randolph St. Chicago
アクセス:メトロのレイク駅(レッドライン)またはワシントン駅(ブルーライン)で降りて、徒歩約5~6分東へ歩いてください
営業時間:6時~23時
WEBサイト:www.chicago.gov/city/en/depts/dca/supp_info/millennium_park.html
臨場感のある天体ショー、アドラー・プラネタリウム

シカゴのミュージアム・キャンパスの一角に建つアドラー・プラネタリウムは、1930年にオープンした西半球で最も歴史のあるプラネタリウムです。科学と宇宙に触れる体験型展示が充実していて、子どもから大人までおすすめの場所です。ドーム型のスクリーンでは迫力ある星空や宇宙探査の映像が上映され、まるで宇宙空間を旅しているかのような感覚に。英語が分からない方も視覚や音で臨場感が満載なので楽しめると思います。NASAの有人宇宙飛行に関する展示や、実際に使用された宇宙服、探査機の模型なども見どころです。ミシガン湖のほとりに位置し、屋外からはシカゴの摩天楼を一望できる絶景スポットでもあります。天体観測イベントも開催され、夜には本物の星空を望遠鏡で眺めることもできます。
【アドラー・プラネタリウム】※2025年10月更新
住所:1300 S DuSable Lake Shore Dr, Chicago
アクセス:シカゴのダウンタウンから車で約10~15分、CTAバス146番(※ミュージアムキャンパス行き)でSolidarity Drive & Aquarium下車徒歩約6~8分
営業時間:9時~16時(月~金)、水曜は16時~22時の開館(10月7日~5月21日) ※最終入場は閉館の1時間前
WEBサイト:www.adlerplanetarium.org/
世界最大規模の屋内水族館の一つシェッド水族館

ミシガン湖の湖畔に位置するシェッド水族館は、4つのフロアにわたって42,000平方メートル以上の広さがあり、約32,000匹以上の生物がいます。開園したのは1930年で世界最大級の屋内水族館の一つです。館内はテーマごとにエリアが分かれていて、アマゾン川の熱帯雨林から極地の冷たい海まで、多様な生態系を再現。特に人気なのが、白イルカ(ベルーガ)やペンギンの展示エリアで、その愛らしい動きに癒される来館者が後を絶ちません。巨大な水槽ではサメやエイが悠々と泳ぎ、臨場感たっぷりの演出に思わず見入ってしまいます。また、定期的に行われる動物ショーや餌やりのデモンストレーションも見逃せません。美しい館内からはミシガン湖の眺望も楽しめるため、水辺の景色とともにゆったりとした時間を過ごしたい方にもおすすめのスポットです。
【シェッド水族館】※2025年10月更新
住所:1200 S. DuSable Lake Shore Drive, Chicago
アクセス:シカゴのダウンタウンから車で約10~15分、CTAバス146番(※ミュージアムキャンパス行き)でSolidarity Drive & Aquarium下車徒歩約2分
営業時間:午前9時~ 終了時間は曜日等によってことなります。公式サイトで公開されています。
WEBサイト:www.sheddaquarium.org/
観光コンテンツが満載のネイビー・ピア

シカゴの中心部、ミシガン湖に突き出す形で造られた「ネイビー・ピア」は、地元の人々にも旅行者にも親しまれている人気観光スポットです。もともとは軍事・貨物用の波止場として1916年に開発されましたが、現在はショッピング、レストラン、アトラクションが集まる総合レジャー施設として再生されています。ネイビー・ピアにある遊園地「ピアパーク」の象徴的な大観覧車「センテニアル・ホイール」からは、シカゴの街並みと湖の絶景を一望でき、昼も夜も違った表情が楽しめます。また、シアターやアート展示、遊覧船ツアーなど、年齢を問わず楽しめるコンテンツが豊富。湖風が心地よい屋外テラスでのんびりと過ごすのもおすすめです。季節ごとにイベントや花火も開催され、訪れるたびに新しい発見がある場所。シカゴのエネルギーと景観を一度に味わえる、充実の観光スポットです。
【ネイビー・ピア】※2025年10月更新
住所:600 E Grand Ave ,Chicago
アクセス:CTAバス29・65・66・124番「Navy Pier Terminal」下車すぐ
営業時間:11時~20時(日~木)11時~21時(金~土)※ピアパークは金・土は22時まで※施設によって一部異なります
WEBサイト:https://navypier.org/
展望台からの眺めは絶景ジョン・ハンコック・センター

シカゴの超高層ビル群の中でも、特に観光客に人気なのが「ジョン・ハンコック・センター」です。建物は高さ344メートル、100階建てで、アメリカでも屈指の高層ビルのひとつ。展望台「360 CHICAGO」は94階にあり、そこから望むパノラマビューはまさに絶景。特にミシガン湖とゴールドコースト沿いに広がる街並みを一望する景色は、息をのむほどの美しさです。晴れた日には遠くインディアナ州やウィスコンシン州まで見渡せることも。また、スリルを味わいたい人には、傾斜する展望窓「TILT」がおすすめ。窓ごと前方に傾くこのアトラクションは、まるで空中に突き出すかのような体験をできます。夜景も格別で、街の明かりが宝石のように輝く様子は必見。
【360 CHICAGO(ジョン・ハンコック・センター展望台)】※2025年10月更新
住所:875 N Michigan Avenue, 94階, Chicago
アクセス:CTAバス146、151、147、148番でMichigan Ave & Delaware Pl または Michigan Ave & Chestnut St下車徒歩約2~4分
営業時間:9時~23時 ※閉館1時間前が最終入場
WEBサイト:https://360chicago.com/
シカゴピザはボリューム満点

最後はシカゴならではのグルメとしてシカゴピザ(ディープディッシュ・ピザ)を紹介します。特徴は何と言っても、深めの型で焼かれた厚みのある生地にたっぷりのチーズと濃厚なトマトソースを重ねた、ボリューム満点の仕上がり。表面はサクッと、中はとろけるチーズとジューシーな具材がぎっしり詰まっています。シカゴピザは、市内中心部の専門店はもちろん、観光地周辺のカジュアルレストランやバーでも提供されていることが多いです。お店によってはホール(丸ごと1枚)だけでなく、1スライスから注文できます。おやつ代わりに、あるいは観光の合間のランチにと、旅のひとときにぴったりのご当地グルメです。